更新日:2019.07.11
本記事で以前ご紹介したシェアエコによる副業の代表格であるakippa(アキッパ)。自宅の空き駐車場を貸し出して、月々収入を得るものだ。akippa駐車場のオーナーにはほったらかしで月々収入が入ってくると聞いたが、果たしてほんとうにそうなのか? 直接オーナー宅に伺ってお話を聞いた。
東京・世田谷の自宅駐車場の空きスペースをakippaに登録している鎌田正明さん(63)に聞くと、月々1万数千円の駐車場利用料金が振り込まれてくるという。鎌田さんがすることはとくにない。「ほったらかしですよ」(鎌田さん)
駐車場の写真を撮ってakippaに登録したら、あとは勝手にakippaに登録している会員が空き駐車場を探してやってくる。営業や広告も必要ないという。利用者からのお金の受け渡しもなくすべて代行してもらえる。
「安心なのはakippa会員しか車を止めに来ないところです」
どこの誰だかわからない人は来ない仕組み。しかし、鎌田さんのakippa駐車場は静かな住宅地であり、近くに人気施設もないので駐車ニーズがないのではとはじめは半信半疑だったという。
「ところがはじめてみると、通勤客や買い物客、商用や工事など仕事で訪れる人の利用が多くておどろきました」
人気施設はないものの、駅や人気タウンまで徒歩数分というのは強みになったようだ。
「どんな場所でも駐車場シェアのニーズはあります。自分で決めつけないほうがいいですよ」
akippaへの登録費はかからない。もし空いている駐車場があるならダメ元で試してみたら、と鎌田さんは笑った。(取材 構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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