更新日:2019.07.18
定年後は自分のペースで「人に教える・伝える仕事をしたい」という声は多い。ハードルの高い研修講師ではなく、自分の趣味などに関する知識や経験を人に教えて収入を得られたらと思う読者も少なくないだろう。
今、教えたい人と学びたい人をつなぐサービスが注目されている。その中のひとつが「ストアカ」だ。学びたい人の登録者が約32万人、教えたい講師の登録者が約2万人という。ストアカを運営するストリートアカデミー株式会社執行役員窓岡順子さんにお話を聞いた。
「会社員の方が日本酒講座を企画したり、退職された方が包丁研ぎの講座を開かれたりしています(窓岡さん)
月10万円以上の収入を得る講師もいるという。どうすれば自分の講座を持てるのか?
「教えたいことについての資格やその証明書などは必要ありません。本人の実名と顔写真の登録など所定の手続きが完了すればご自分の講座のホームページが持てます」
ストアカのウェブサイトの中に自分専用の講座ホームページを作成し、会場手配など準備ができたら講座開催を告知する。そのホームページはチラシや名刺印刷用デザインに変換できる。ここまですべて無料だ。興味のある参加者はネット上で参加費を前払いして申し込んでくる。講座当日に面倒なお釣りや領収書の準備は必要ない。講座終了後、そこから10~20%の手数料が差し引かれて講師に振り込まれる。
「これから講座を開いてみたい人向けにワークショップを開いていますので興味のある方はぜひご参加ください」
「ストアカ先生向け講座」でネット検索すればいい。実際に足を運んで説明を聞くのがよさそうだ。(取材 構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
|
|
『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
|
『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
|
調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査