更新日:2019.09.05
老後に対する不安は消えない。今現在、定年を迎えた人たちはどうしているのか? 株式会社エアトリが「定年後の再雇用」に関する調査を行い(対象は全国)、この7月に集計結果を発表した。それによると定年を迎えた人に、『定年を迎えてから再度働いていますか?(働きましたか?)』と聞いたところ「働いている(働いた)」と答えた人が64・6%。定年を迎えても何らかの仕事に就いている人が多数派といえる。
さらに定年後に再就職した人に『定年後はどこで再度働いていますか?(働きましたか?)』と聞くと「同じ会社」と答えた人が41・2%。これはいったん60歳で定年退職し、契約を結び直す再雇用のパターンだろう。
しかし「違う会社」と答える人も36・0%いる。違う場を選択して働き続ける人も意外に多い。
同じく定年後に再就職した人に『定年後に再就職した理由は何ですか?』と聞くと、「会社や知り合いから勧誘があった」(40・1%)がトップで、次いで「社会との接点を持ちたかった」(39・8%)が僅差で続く(どちらも複数回答)。
これらから推測すると、定年を迎え同じ職場での再雇用を選ぶ人が多く、さらに人脈を通じて何らかの誘いを受け、別の会社に再就職する道を選ぶ人が続くというところだろう。
しかし、再雇用・再就職どちらの道を選んでも、ごく一部の例外を除いて年収ダウンは免れないようだ。同調査によると、定年前の最終年収では「900万円以上」(34・3%)で一番多い層だが、定年(再就職)後の一番多い層は「300万円以上400万円未満」(22・2%)と一気にダウンする。世知辛い現実だ。(取材 構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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