更新日:2019.10.31
定年後を見据えて副業を始めたいと考える人も多いだろう。ところが、実際にはなかなか踏み出せない人が多い。大げさに構えず、報酬は高くなくても隙間時間に気楽に取り組めるようなことからはじめてみるのも一つの方法だ。
たとえば「不満買取センター」(https://fumankaitori.com/)というサービスがある。これは、無料会員に登録後、日常感じた不満を投稿すると、それぞれ1~10ポイントで買い取ってもらえ、500ポイントたまると500円分のAmazonギフトと交換できる。不満買取センターを運営する株式会社インサイトテック代表取締役、伊藤友博氏(45)に聞いた。
現在不満買取センターの登録会員は40万人を超えるという。メールアドレスと性別、生まれ年、都道府県、職業、未既婚、子供の人数、世帯年収を登録すればよい。住所氏名など個人の特定につながるデータは収集しないので安心だ。現在は主婦の登録者が多い。「シニア世代(55歳以上)の方は全体の8%にすぎません。ぜひ登録して不満を販売してください」(伊藤氏)
どんな不満でもいい。たとえば、ある施設でトイレの場所がわかりにくいとか、ある食品を購入したら袋が開けにくかったなどと投稿すれば、AI(人工知能)が内容を査定し買い取りポイントを付与する。
「単なるクレームではなく、こうしたらもっと良くなるんじゃないかという内容の濃い不満は高く査定されることが多いです」
実はインサイトテックは、最先端AIを駆使した文章解析技術を持つ。消費者から収集したデータを解析して顧客企業に提供、サービス改善や商品開発に生かしてもらうのが本業だ。付与されるポイントも楽しみだが、自分の不満が何かに役立つという「社会とのつながり」を感じられる副業かもしれない。(取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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