更新日:2020.07.02
数多くの事業を育成してきた株式会社ガイアックス(東京都千代田区)は、ウィズ・コロナ時代に向けて完全オンラインの起業支援システムを発表した。初面談から事業開発、実証実験、事業への投資まですべてオンラインで行う。
ガイアックススタートアップスタジオ事業本部長佐々木喜徳(よしのり)さん(38)は、コロナ禍の中、日々の起業支援をすべてオンラインで行わざるを得なくなったことがきっかけだと言う。
「コロナの脅威によってさまざまな業種の仕事や人の生活にたくさんの課題が発生しました。しかし、課題が多いということは、起業志望者にとってはチャンスだと考えたのです」(佐々木さん)
対面で行う起業支援に比べ、接触機会がほとんどないことはもちろん、地域・場所の制約と移動コストが限りなくゼロになる。地方在住のプロフェッショナル人材や海外人材にも起業支援がしやすくなると佐々木さんは続ける。ただし、場所やモノ自体が事業価値の場合では本質的な事業支援を行いづらいとのことだ。
ガイアックスはコロナ禍以前からテレワークを積極的に取り入れてきた。そのノウハウが今回生きていると話す。
ガイアックスのホームページ「オンライン起業相談」から申し込むことになるが、事業アイデアの説明資料があるとさらによい。
地方在住で就業中の起業志望者などは相談しやすいだろう。
「アイデアレベルでも安心してご相談ください。起業相談もその後の支援についても、起業家候補の個人に金銭を要求することはありません」
コロナ禍を奇貨として生まれた完全オンライン起業相談が新たな起業機会を生み出す。(取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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