更新日:2020.11.05
カーネル・サンダース氏はシニア起業の先達だった。
今年もクリスマスの時期が近づいてきた。活気づくチキン市場の代表格ケンタッキーフライドチキンの店には創業者カーネル・サンダース(本名ハーランド・デーヴィット・サンダース)氏の立像が立つ。サンダース氏は、無一文の苦境からシニア起業で身を立てた人だ。
書籍「カーネル・サンダースの教え」(中野明著)によると、若い時期に破産を経験し、セールスマンなどを経てレストラン事業を始め、現在のケンタッキーフライドチキンの主力商品でもある「オリジナルチキン」の調理法を編み出す。しかし情勢が変化し自らのレストランを手放すことになり、65歳にして一文無し状態になったという。
しかし、そこからがサンダース氏の真骨頂でフランチャイズ事業に全力を注ぐ。全米各地を車で回り、フランチャイジーを増やしていった。同書によると、サンダース氏はわずかな年金でガソリンを買い、節約のため車で眠ったという。その後の同社の成長はご存じの通りだ。
今も店頭で穏やかにたたずむサンダース氏は、実は行動力とチャレンジの人だったのだ。シニア起業でこれほどの成功を収めるのはまれかもしれないが、これから起業しようというシニアの胸には熱いものが届くのではないか。
サンダース氏は1980年に90歳でこの世を去るが、亡くなる直前に来日し、日本のケンタッキーフライドチキンは自分が伝えた調理方法と味と思いを忠実に受け継いでくれていてとてもうれしいと言う言葉を残したという。
「受け継いできた味を守ることはもちろん、カーネルの教えを胸に私たちにしかできないチャレンジをこれからも続けていきます」(日本KFC広報) (取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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