更新日:2020.12.24
「55歳から小ビジネスで稼ぐ!教科書」(辰巳出版)を出版した銀座セカンドライフ代表取締役片桐実央さんにお話を伺った。定年後、小ビジネスを始めようと思っても、ビジネスのアイデアが浮かばない人も多い。
「私がシニアの方から相談をお受けする場合にも、自分のやりたいことや経験値が、小ビジネスのアイデアに結びつかないという悩みを持つ方は多いようです」(片桐さん)
そんな時、片桐さんはじっくりヒアリングして、「あなたの強みは○○業で生かせますよ」とアドバイスするのだという。
その強みがわからないという人も、次の8タイプのどれかに当てはまるのではないかと話す。
1つ目は「知識タイプ」。前職や得意分野・趣味で培った知識を生かすこと。
2つ目は「スキル(技能)タイプ」。前職での専門業務、趣味や習い事のスキルを活用すること。
3つ目は「人脈タイプ」。これまで築いてきたネットワークを活用すること。
4つ目は「物販タイプ」。知識やこだわりがあるもの、得意分野のものを商品として販売すること。
5つ目は「サービス提供タイプ」。世の中のニーズに合わせ、既存のサービスに独自の価値を負荷して提供すること。
6つ目は「場を提供するタイプ」。場所や情報を提供して、人と人をつなぐことを仕事にすること。
7つ目は「フランチャイズ加盟」。パッケージとして完成された既存のビジネスモデルを利用していくこと。
8つ目は「事業引継ぎ」。すでにある事業を顧客ごと買い取ること(M&A)。
「8タイプのどれかに、ご自身の持っている強みが、当てはまるのではないでしょうか」柔軟な視点で検討することが大事だ。(取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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