更新日:2021.01.21
井上義之さん(63)は、大手メーカーを定年退職し精力的に音楽活動を展開している。井上さんは昭和40年代に流行したグループサウンズ(GS)に大きな影響を受け、退職後は当時GSのメンバーだった方たちと一緒に、もう一度GSサウンドに光を当てたいと考えていた。55歳ぐらいから、その夢を具現化しようと、会社の中の音楽関連部門に移動を申請する。
「会社の実務を通じて自分の枠を広げたいというのは、若いころから考えていたんです」(井上さん)
自らもキーボードやフルートを演奏し、譜面も書ける井上さんは、アフター5に往年のGSメンバーの演奏活動に参加し、サポートを勤め、そこで人脈も広がった。
しかし、コロナ禍になってライブが難しくなる。そこで、井上さんは音楽配信にかじを切り、自らのレコードレーベル「Kiss Cheek Records」(https://kisscheek.crayonsite.info/)を立ち上げた。中でも井上さんのいち押しは女性歌手のChihaya。昨年12月6日には「中野名曲堂」で発売キャンペーンを行い、多くの客を集めた。
「もともと、レーベルの立ち上げなんて念頭になかったのですが、始めてみると『自分の音楽配信も手伝ってほしい』『CDを作ってライブで手売りしたい』という声を立て続けにいただきました」
それでも、あまり規模を大きくするつもりはないと話す。
「自分が納得できるものを厳選して出していきたいです」
井上さんは昭和テイストのサウンドにこだわっていくつもりだ。飲み代ぐらい残ればいいんですと笑った。(取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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