夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

起業家交流会で自社のプレゼン、販路開拓や人脈拡大も

更新日:2013.07.16

シニア起業をサポートする「銀座セカンドライフ」(http://ginzasecondlife.co.jp/、(電)03・3545・1765)では、起業家交流のためのイベント「銀座アントレ交流会」を毎月開催しています。すでに56回を数えるこの交流会の参加者のほとんどは起業家で、年齢は20~70代と幅広いのですが、中心は50代です。

一般の方でも3000円の会費で参加できますが、「銀座アントレ会員」という交流会の有料会員になると参加費は無料で、当日の参加者名簿の冊子に、自社のPR資料が同梱できるなどの特典があります。

筆者は先日行われた交流会に参加してみました。交流会の冒頭には「2分間PRタイム」が設けられ、事前に申請しておくと、自社のプレゼンができます。交流会にはさまざまな業種の方が参加していますから、販路開拓や人脈拡大に活用できそうです。

PRタイムでは、10人以上の方が熱心に自社の商品やサービスの案内をしました。その中には、インドに販売する商材を探しに来ている、というチャンドラマニサニーさんというインド人の方もおり、PR後は多くの方々と名刺交換していました。

また、希望する会員は所定の位置にブースを出して宣伝することも可能で、このときも6社ほどがブースを設けていました。

ブースを出していた中村克博さん(58)は、医薬品会社の研究職などを経験後、52歳の時に富山県で「日本漢方株式会社」を開業。かねてから考えていた「コラーゲンVB10000」「プラスビタミンB5」などのサプリメントを商品化し、精力的に販路拡大を進めています。この交流会への参加も営業活動のひとつとのことです。自己のビジネス経験を、起業に生かしている好例でしょう。

中村さんのほかにも何人かに話を聞きましたが、いずれも、この交流会で何らかの引き合いを得たと語っていました。

銀座セカンドライフ代表の片桐実央さんは、シニア起業サポートの事業を始めて以来、ずっとこの交流会を継続しています。「シニアで起業され、販路開拓などに1人で悩む方は多いようです。だからこそ、同じ悩みを共有できる仲間と出会い、相談できる環境は大切だと思い、交流会を続けています。私やスタッフにお声掛けいただければ、お会いしたい方のご希望を聞いてご紹介しますので、気軽に参加していただきたいですね」と話しています。

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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