更新日:2015.08.31
朝倉博行さん(65)は大学卒業と同時にホテル業界に飛び込み、ベルボーイからスタートして現場を経験した後、いくつもの大型ホテルの開発や立ち上げを成功させてきました。
ホテルマネジメント会社の代表取締役に在職し、65歳の定年時期が近づきどうしようか、自分の人生のことは自分で決めたいと考えているとき、本コーナーで弊社のことを知ったのだそうです。そこでご縁ができて法人設立をお手伝いしました。
「40年以上ホテル業界に育ててもらった恩返しをしたいと、この7月、株式会社トリプル・ウィンを設立しました。社名は、会社、従業員、お客さまがみんな幸せになれるようなホスピタリティーのコンサルティングを行いたいというところからです」(朝倉さん)
現場から経営まで長くホテル業界を見つめてきた朝倉さんによると、ホスピタリティーという言葉は誤解されており、事業成功に結びついていないことが多いとのことです。また、華やかに見える業界の陰で従業員の待遇もいいとはいえず、優秀な人材がホテルを去っていくのを見て、残念な思いをしてきたと述べます。
「人生の第4コーナーを回って、これからどう走るか。せっかくこれまでやってきたことを生かしたいと考え、一歩踏み出しました。実は迷いもあったのですが、『ゆるく起業する』というお話を聞いて、ああ、それもありだなと決意したのです。コンサルティングがメーンですが、これから書籍も執筆していきたいですね」 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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