更新日:2015.08.03
この春、心の通った見守りサービス事業をはじめたいと、岡田喜美子さん(66)からビジネスプランの相談を受けました。とても意義のある事業ですし、創業補助金の公募にも間に合うので、応募を勧めたところ見事に採択され、岡田さんは今年6月にコミュニケーションパートナー株式会社を設立しました。
「高齢者の見守りについては、大手企業がいろいろなサービスを展開していますね。しかし、ほんとうに血の通った見守りサービスになっているのだろうか? という疑問をいだいたのです」(岡田さん)
岡田さんの考える見守りサービスは、アクティブシニアが担当になり、毎朝、会員の高齢者の方に電話をかけ、話をするものです。決まった方からお電話がくるのは安心ですね。なぜアクティブシニアが担当するかというと、シニアの気持ちはシニアが理解しやすいからです。話をすることにより、相手の声の調子がわかります。「ひょっとしてお風邪でも…?」などとコミュニケーションをとるのだそうです。
「高齢者にとって大切なのは『会話』です。機械やシステムの一方的な見守りより、生活をいきいきさせる『会話』が必要なんですよ」
岡田さんがイメージする利用者像は、親御さんが遠方に住んでいるなどの事情で、なかなかその様子を確認できずに悩んでいる人とのことです。「それだけでなく、高齢になって話し相手が少なくなった、心配事を話せる人が少ない人などにも利用していただきたいと思います」
岡田さんは、サービスの開始に向けて多忙な日々です。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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