夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦!】シニアならでは 血の通ったアナログサービス

更新日:2016.03.28

 50歳以上の方のビジネスプランを審査させていただき、優れたアイデアにバックアップをお約束する「セカンドライフビジネスプランコンテスト2016」の優秀賞と夕刊フジ賞をダブルで受賞したのは、コミュニケーションパートナー株式会社(代表取締役・岡田喜美子さん)の「朝の対話による見守りサービス」です。

 ひとり暮らしの高齢者をサポートするサービスで、高齢者の住む地域まで配慮した担当者が平日午前7時から10時の間に電話をかけて、「昨晩はよく眠れましたか?」などの対話を行います。担当者は声の調子などで高齢者の体調を推測し、場合によっては家族に連絡をとったりします。

 「デジタルツールでの見守りサービスはたくさんありますが、大切なのは血の通った対話をすること、そして声の調子で高齢者の様子をうかがえることです」(岡田さん)

 選考委員からは、同社のビジネスプランは、独居老人問題の解決に資する上、あえてアナログな対話を行うことで大手の見守りサービスとの大きな差別化ポイントができているという評価の声が相次ぎ、優秀賞。また夕刊フジ読者にとっても、興味深い事業であるということで夕刊フジ賞も受賞しました。

 「このサービスによって、離れたところで暮らすご家族は親御さんの日常を把握でき、心の繋がりを持つことができるでしょう(岡田さん)」

 あえて「対話」「電話の声」といった、シニアならではのアナログなビジネスプラン。とてもすてきだと思います。 (取材・構成:藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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17,069

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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