更新日:2017.01.16
鈴木秀一郎さん(59)は音楽の仕事に関わりたくて大手音響メーカーに入社。企画、マーケティングを担当してきました。しかし、会社の業績は振るわず、57歳の時に早期退職に応じました。退職後、東京都の起業セミナーに参加し、その縁で私(片桐)が会社設立のお手伝いをしました。
「退職後は宮仕えではなく、自分でやっていきたいとぼんやりと思っていました。やりたいことが、起業セミナーでより具体的になりました」(鈴木さん)
鈴木さんは、やはり音楽に関わる事業をしたいと考え、2014年にハイレス・ミュージック株式会社(http://www.hires-music.jp/)を設立。英メリディアン・オーディオ社の高級ハンドメイド・オーディオ製品の輸入販売を始めました。メリディアン社の音響システムは高級車にも採用されており、音にこだわりのある人が顧客です。
「会社員時代と違い、エンドユーザーと直接やり取りできるのは楽しいですね」という鈴木さんの会社は、設立3期目に入っています。
「トントンまでもう少しというレベルですね。しかし、固定費もそんなにかからないですし、やっていけそうです」
独立当初は英国との時差があり、やり取りが大変でした。会社員時代との生活リズムの違いも感じたそうですが、最近は慣れたと言います。
「起業してやっていくためにはまず健康管理ですね。会社員なら1カ月入院しても何とかなりますが、起業するとそうはいきません」
取材後、鈴木さんは都内の得意先回りに元気に出かけていきました。 (取材・構成 藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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