更新日:2015.10.19
定年起業へのチャレンジを考えている方の多くは、一定規模の企業に所属し組織人として働いてこられたのではないですか? しかし今後は「小規模事業者」として独立することになります。
小さな組織あるいは自分1人で働いていくということに不安も多いのではないかと思います。これから定年起業を検討しようという方は、小規模事業の実態を調べてみてはいかがでしょう?
今年、中小企業庁から初の「小規模企業白書」が刊行されました。これまでも「中小企業白書」は定期的に刊行されていましたが、小規模事業者について独立した白書は初めてで、国も小規模事業者に注目しているのだなと感じます。ウェブサイトでもある程度内容を知ることができます(“小規模企業白書2015年版全文”と検索してください)。
これは小規模企業全般についてまとめられたもので、定年起業に限った内容ではありませんが、創業支援、販路開拓、国の支援策など、これから起業を検討している方にとってヒントになることがいろいろ記載されています。
とくに参考になるのは従業員が1人あるいは2人の小さな企業の取り組み事例です。事業ジャンルもさまざまで、自分の趣味を生かして成功されている方もいます。
また、地方での小規模事業の事例も多く、マーケットが小さな地方都市でも、工夫次第で小規模事業者が活躍できることがわかり、励みになることでしょう。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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