更新日:2016.02.08
渡辺謙さん(62)は大学卒業後、繊維卸売会社で営業を経験した後、大手事務消耗品会社に転職しました。営業部門からスタートし、管理職、取締役と順調にキャリアを重ねて、59歳の時に再就職の活動を行うか起業するかの選択に迷ったそうです。その時期に、弊社と夕刊フジ共催のセミナーに来ていただき、『自分のプロフィルの棚卸し』をしてみてびっくりしたそうです。
「それなりの企業で長年やってきたつもりだったけど、自分には何も売り物がないんじゃないかと気づかされました」(渡辺さん)
それから自分の強みをじっくり見直してみると、やはり営業であり、培ってきたネットワークであることを確認し、企業の販路開拓支援を行う事業をやっていきたいと決意したとのことです。渡辺さんは1年間の常勤顧問としての期間を経て、昨年7月にビジネスバリューサポートの屋号で個人事業を開始します。
中小企業の販路開拓コーディネーターの資格を取得、現在数社とのコンサルタント契約を結ぶなど活躍しています。
「起業という言葉に、かまえていた部分があったのですが『ゆる起業』という言葉を聞いて、何だ、自分のペースでやればいいのかと踏ん切りがつきました」
自分でやってみて、なかなかうまくいかないと思うこともあるそうですが充実しているそうです。
「いつも誰かにマネジメントされてきたのですが、これからは自分のマネジメントを自分でできるのですからね」
渡辺さんは会社員生活で得た営業スキルを、さまざまな中小企業に提供していきたいと笑顔で述べています。 (取材・構成:藤木俊明)
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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