産経新聞×銀座セカンドライフ タイアップ企画

【片桐実央のゆる起業のススメ】ビジネスセミナーの集客

更新日:2016.05.25

 さまざまな業界で、営業職として活躍してきた男性(56)が、起業して企業の営業サポートを行う会社を立ち上げました。それぞれの顧客に適した営業支援を行うのとは別に中小企業の経営者や営業職の方向けに、セミナーを定期的に開きたいと思っています。

 ビジネスセミナーで講師を務めているという実績は、自社への信頼を高め、新たな顧客を獲得する上で大きなプラス材料になりますので、ぜひチャレンジしてほしいところ。今回は、セミナーの集客方法についてお伝えします。

 この男性のように、セミナーを行いたい人は多いです。ただ、本当に人が集まってくれるかどうかが不安で、なかなかできないという人も多いようです。そういう人は、異業種交流会などに積極的に参加しましょう。1人では不安な方も、こうした場で出会った方と共同でセミナーを開くという方法もありますし、チラシを手渡すなどして参加者を募る場にもなります。

 開催を決めたら、まずは場所の確保です。公共施設や民間の貸会議室のほか、ワークショップなどができるカフェという選択肢もあります。予算や設備、アクセスのほか、参加予定者の傾向などを検討して選びましょう。

 場所と日時を決めたら、セミナー開催を告知します。インターネットでセミナー情報を登録できるサイト、例えば「こくちーず(告知’s)」や「Seminars(セミナーズ)」などが便利。無料のものもあれば、申し込み受け付けから参加費徴収までを代行し、手数料を引いて入金してくれるものもあります。

 セミナー情報を登録したら、自社のホームページやブログ、フェイスブック、ツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で発信しましょう。SNSでは、宣伝のし過ぎが疎ましく思われる雰囲気もあるので、自社の他の活動など通常の発信をしつつ、開催日に向けて適度に告知をするとよいかもしれません。メールマガジンにセミナー告知ページのホームページアドレスを記載して配信するのもお勧めです。

 男性は、セミナー情報をサイトに掲載し、それまでほとんどやっていなかったフェイスブックを始めました。さまざまな交流会にも参加し、少しずつですが参加者も増えてきたそうです。

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

現在の利用会員数

17,023

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査

無料メールマガジン

キャンペーン情報や、助成金情報、交流会・セミナー等、起業家にとって役立つ情報を発信しています。

メールマガジンの詳細