産経新聞×銀座セカンドライフ タイアップ企画

【片桐実央の起業相談】就活支援サービスの始め方

更新日:2017.12.25

Q 今商社に在職中ですが、いずれ退職して大学生向けに就職支援をする事業を立ち上げたいと思っています。3年前から大学でゲスト講師として登壇し、学生の悩みや課題に対してお話ししています。起業後のサービスとしては、大学で学生向けに講演するほか、個別面談で就職のための面接対策をしたり、インターンの仲介をするビジネスを考えています。この事業は自分が学生時代、しっかりとしたキャリアを考えなかったことの後悔があり、実体験が基になっています。起業するのに、何から始めたら良いか教えてください。

A 就活のコンサルタントになるということでしたら、まずは実績づくりが大切です。大学で講演させてもらったときに写真を撮影しておいた方が良いでしょう。
またプロボノという、社会人が自分の専門知識やスキルを活かして参加する社会貢献がありますが、プロボノを紹介しているホームページが多数ありますので、プロボノ活動として、在職中に無償になりますが経験を積み、起業準備するのもお勧めです。

Q 最初は大学に対して営業し、BtoBから始めると思いますが、一番やりたいのは、BtoCの学生向けです。学生に自社サービスをPRする方法として、どんな方法がありますか。
A 大学生向けの広告会社もありますので、活用すると良いでしょう。学食のトレイの広告や、キャンパスのポスター掲出、正門前でサンプリングなどの方法があります。
また、ターゲットが明確ですので、リスティング広告も良いでしょう。リスティング広告とは、YahooやGoogle等の検索エンジンの検索結果に表示される広告です。検索キーワードによって広告が表示され、表示だけなら無料ですが、クリックされると1クリックあたり○○円と金額が課金される仕組みです。それ以外にもfacebook広告、twitter広告も、年代や居住地等の属性を絞り込んで広告を表示させることができ、1クリックごとに課金されます。1クリック毎にお金がかかる仕組みは、少額な費用で広告を始めることができますので、起業時のリスクを減らすことができます。
また、WEB広告が苦手な方は、広告出稿を広告代理店に外注するのも良いでしょう。しかし、1社に依存することなく、費用対効果を確認し、自社に適した業者を探すと良いです。

さらに、広告ではなく、他社と連携して販路開拓するという方法もあります。今回の場合は、人材紹介サービスを行っている会社と連携すると、互いに相乗効果があると思います。もし紹介料をお支払いするのであれば、紹介契約書を事前に締結しておくと、取引内容が明確になりスムーズだと思います。

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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