更新日:2018.02.19
Q 園芸療法を活用したガーデンアドバイザーになりたいと思っています。園芸療法とは、花や緑などの自然に接することを通じ、心や体の回復を図る療法です。高齢者やデイサービス利用者に手伝ってもらい、公園で行う許可を取りたいと思います。
A 近江商人で有名な「三方よし」(売り手によし、買い手によし、世間によし)になっていますね。園芸療法参加者は健康維持に、公園管理者は維持管理が低コストになり、公園利用者は公園がきれいになる。それぞれが幸せになるビジネスプランですね。
まず、競合サービスを調べてください。公園での清掃や剪定(せんてい)となるとシルバー人材センターなどと競合するので、御社の強みをはっきりさせましょう。場所に合った花を提案し、花植えから育て方まで助言するという点が強みとなります。
Q 営業先は行政、集合住宅、個人宅、介護事業者などを考えています。仕事を手伝ってくださる方は、高齢者やデイサービス利用者を想定しています。
A 営業先をリスト化してスケジュールを立てましょう。法人向けのBtoBと、個人向けのBtoCでは、営業方法が異なります。前者は電話で商談の予約を取ったり、人づてに紹介してもらい提案したりする形で、高額取引になりやすく、実績も重視されます。
一方、後者は個人宅に直接営業するので、地域を絞り新聞折り込みやポスティングでの告知が有効。ガーデニングセミナーなどを無料開催し、参加者にガーデンアドバイザーの仕事を営業する方法もあります。
営業先の優先順位は、BtoBの営業経験がなければBtoCから始めるなど営業のしやすさ、見込み客のあてがあるかなどを考えて決めましょう。起業して最初の3カ月間の営業先とそのアプローチ方法が明確なほど、売り上げが上がるのが早くなります。
また仕事を手伝ってくださる方からは、誓約書など簡単な覚書をもらうと良いでしょう。責任をもって仕事をしてもらうため、してほしいこと、してはいけないことを明記します。彼らがけがをした場合に備えて、損害保険の加入も検討しましょう。
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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