産経新聞×銀座セカンドライフ タイアップ企画

【片桐実央の起業相談】カフェをオープンするには

更新日:2018.11.19

 Q 昔から憧れていたカフェを立ち上げたいと考えています。20坪くらいのスペースで、席は10席ほど。自分のほか、パートを1人雇って営業するつもりです。物件も探さなければならず、オープンにあたりどれほどの資金が必要かも分かりません。何から始めればよいでしょうか。

 A まず物件は、自分で探す以外に不動産仲介業者に希望条件を伝えて探してもらうこともできます。探してもらうのにお金はかかりませんが、物件が見つかり賃貸借契約を締結したら、賃料1カ月分くらいの仲介手数料を支払うことになります。内装は、内装業者に見積もりを依頼しましょう。価格の妥当性を確認するため、別の業者にも相談し、相見積もりをすることも忘れずに。

 資金調達は、自己資金のほか、融資や助成金・補助金、インターネット上で協力を呼びかけるクラウドファンディングなどを検討すればいいかと思います。

 お店を維持するために大切なことは、毎月の売り上げと経費を見積もり、損益計画を立てることです。初期投資を回収するまでの月次の計画表を作成しましょう。売り上げは席数の回転率を考慮して計算。経費は固めに見積もり漏れがないよう洗い出します。損益を確認しつつ、パートを雇うタイミングや、売り上げの上限を意識して現実的な計画にしていきたいですね。

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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