更新日:2020.11.05
新型コロナウイルスの影響でビジネス環境が変化し、新たな展開を迫られている方も多いかと思います。今回は、このピンチをチャンスと捉え、成功している2人の起業家を紹介したいと思います。ともにスクールビジネスを手掛けていますが、コロナ禍で対面での運営が難しくなり、事業展開を見直しました。
■サービスの提供方法を変える
株取引について学べるスクールを運営する50代男性は、複数の生徒を対象にした講義形式の授業をオンラインでのマンツーマン方式に切り替えました。以前は一方通行になりがちでしたが、マンツーマンにすることで質問が受けやすくなり、理解が深まると好評のようです。オンライン化によってスクールに通えなかった遠方の方など新たな顧客の開拓にもつながったといいます。
■違うサービスを提供する
もう一人は、書道教室を運営する40代女性です。書道をオンラインで教えるのは難しいため、顧客のために他に何ができるのかを原点に戻って考えました。
そこで思いついたのが、書道教室でつながりのある顧客に対する物販サービスです。座右の銘や、大切にしたい言葉などをきれいな色紙に書き、立派な額縁に入れて販売します。
最初は既存の生徒向けに販売していたのですが、部屋や玄関などに飾るインテリアとして非常に好評で、口コミで生徒の知り合いなどにも広がっているようです。今後は、希望の言葉を書いて販売するクラウドファンディングのプロジェクトを行うことも視野に入れているとのこと。
どんな時も、どうすれば窮地を打開できるか、アンテナを張り、努力し続けることで道は開けていくのだと思います。
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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