更新日:2014.10.21
今回はメールマガジン(メルマガ)の配信についてお話しします。メルマガとは、eメールのアドレスの登録がある読者に一斉に情報を配信するものです。読者とのやりとりが発生するメーリングリストとは異なり、あくまでも配信者からの一方通行の情報発信が特徴です。
メルマガは、低コストで多くの人に配信ができるため、起業時の宣伝活動にお勧めです。また、長期的に顧客との関係を作り維持したい場合にも、比較的苦労のない行為で接点を持ち続けることができます。
では、メルマガでどのような情報を発信するのでしょうか。一般的には(1)事業のPRとして新商品や新サービスの紹介、キャンペーン情報(2)セミナーや交流会などのイベント情報(3)事業に関連する専門知識についての情報-があります。
次にメルマガを配信する際に気を付けたいこと、あるいは知っておいた方がよいことをお話しします。
(1)価値ある発信 読者が読み続けたいと思う有益な情報を読者側の立場から発信しましょう。また、読者のために読みやすい形式で配信する必要があります。そのために、文章形式や配信頻度を決めましょう。また、読者の中には配信を受けたくない人もいます。必ず解除の方法を、メルマガの中でわかりやすい形で掲示しましょう。
(2)宛名の挿入 宛名はメルマガ配信時に自動的に挿入できる機能があります。すべて同じ内容で送るのではなく、社名、役職、名前については読者ごとに変更しましょう。一律の情報を受け取ったと読者が感じにくく、読んでもらいやすくなります。
(3)複数配信 有料会員向け、無料会員向けなど2種類を配信し、情報の価値に差をつけるやり方もあります。
(4)URLの記載 自社のホームページやブログを更新しても、更新したことを誰も気づかず閲覧してくれないということがあります。そのためメルマガの文章中に、更新記事のURL(ホームページやブログのアドレス)を記載して配信しましょう。メルマガの読者がURLをクリックして、更新記事を読む可能性があります。自社のサイトやブログのアクセス数を増やすためにもメルマガ配信をして、読者にお知らせしましょう。
次にメルマガの配信方法ですが、メール配信システムを利用するのがお勧めです。さまざまな民間業者が提供しています。無料と有料があり、細かい機能に差があります。価格と機能を確認し、自社に合ったサービスを利用しましょう。
配信する相手先を増やすためには知り合いや取引先への案内のほか、メルマガ登録フォームを自社のホームページ上に設置し、登録してもらうなどの方法があります。
いずれにせよ、配信する相手先は売り上げにつながる見込み客です。価値ある情報を定期的に配信し、読者数を増やす努力をしましょう。
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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