産経新聞×銀座セカンドライフ タイアップ企画

【ゆる起業のススメ】(42)「ミラサポ」を活用しよう

更新日:2014.12.02

 定年起業の準備にあたり、どのような方法で情報収集しますか。書店では起業に関するさまざまな書籍があり、各地でセミナーも開かれています。経営コンサルタントなどの専門家に相談すれば、費用はかかりますが必要な情報を教えてくれます。

 しかし、最もお金をかけず、効果的に情報収集する方法としては、インターネットが挙げられます。お勧めは中小企業庁からの委託で運営されているサイト「ミラサポ 未来の企業応援サイト」(www.mirasapo.jp)です。中小企業、とくに小規模事業者に向けた情報が多いので、起業したばかりの方や、これから起業しようとする方に向いています。

 誰でも無料で登録でき、登録後は、補助金やビジネスプランコンテストなど中小企業・小規模事業者に向けた最新の情報がメールマガジンで定期的に送られてきます。

 また、コンテンツのひとつ「無料派遣専門家」という仕組みでは、相談したい内容に合わせて地域の支援拠点などから専門家が派遣され、3回までは無料で相談にのってくれます。一方、税理士や社会保険労務士、行政書士など、いわゆる士業(しぎょう)で起業したい方にとっては、専門家として登録することで、仕事の依頼が増えることが期待できます。

 さらに全国の事業者、専門家と交流できる「ミラサポコミュニティ」というコーナーには、さまざまなグループがあり、自分に合ったグループを見つけて参加ができます。また、自分でグループを作って、同じビジネスの仲間を増やして活動することもできます。

 中小企業・小規模事業者向けの施策を目的や分野、必要金額などに応じて検索できる「施策マップ」のコーナーでは、それぞれの施策を比較したり、一覧の形式で見たりできるので、必要な補助金や税制などの施策を効率的に探すことができます。

 施策マップで良さそうな補助金を見つけたものの、どうやって活用していいか分からない場合は、「補助金虎の巻」で補助金採択のポイントや活用方法を動画などで説明しているためイメージがつかめると思います。

 時間がなく情報をまとめて探したい方にお勧めなのが、「創業・起業早わかりガイド」のコーナーです。「業種別スタートアップガイド」「補助金・助成金情報」「ビジネスプランコンテスト」など、起業に役立つ情報がひとまとめに探せます。

 起業の準備にあたって、情報収集はとても大切です。起業家向け助成金の情報や融資の案内、ビジネスプランコンテストなど、公的機関が発信する起業支援の情報は、数多く案内されています。ミラサポをうまく活用すると、自分が探していた情報が効率よく見つかるだけではなく、思いもかけない役立つ情報に巡り合うこともあります。皆さんもご自身のビジネスに合ったスタイルでミラサポを活用してみてはいかがでしょうか

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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