産経新聞×銀座セカンドライフ タイアップ企画

【ゆる起業のススメ】(50)ランディングページを作ろう

更新日:2015.02.10

 売り上げを継続的に上げ、事業を安定させるためには集客が重要です。今回はインターネット上で売り上げを得る場合に大切な「ランディングページ」について説明します。ランディングページとは「Google(グーグル)」「Yahoo!(ヤフー)」などの検索サイトで検索した結果や、インターネット広告をクリックすると、最初に表示されるページをいいます。

 商品・サービスが複数ある場合は、それぞれのランディングページ(ホームページ)を作成することをお勧めします。なぜなら商品を検索したとき、キーワードに合った商品やサービスが表示されると、見込み客が目当ての商品やサービスにたどりつきやすくなるからです。

 商品・サービスごとにホームページが分かれていない場合、あるサービスを検索して自社のホームページを訪れた人は、欲しい商品・サービスを簡単に見つけることができず、あきらめて他社のホームページに移ってしまう恐れがあります。実際の店舗に例えると、入り口までは来たものの、陳列が整理されておらず、商品が見つけられそうにないため他の店に行ってしまう、という状況です。

 例えば当社は、(1)レンタルオフィス事業(2)セミナー交流会事業(3)起業相談・事務サポート-の3つのサービスを行っていますが、それぞれのサービスに対応した3つのホームページがあります。(1)レンタルオフィスの「アントレサロン」(2)セミナー・交流会の「アントレセミナー交流会」(3)会社としての「銀座セカンドライフ」です。「アントレサロン」と「アントレセミナー交流会」のページはそれぞれの事業に特化した内容としています。「銀座セカンドライフ」のホームページは、会社概要と3つの事業の説明で構成されています。

 検索キーワードとして「銀座 レンタルオフィス」と入力すると、当社のレンタルオフィスのホームページが、「起業家交流会」と入力すると当社の交流会のホームページが、それぞれの検索結果のトップに表示されます。会社概要がある「銀座セカンドライフ」のホームページだけならば、おそらく検索結果に表示はされても、レンタルオフィス運営や交流会を行っている会社とは理解されにくいでしょう。

 このように、自社の商品・サービスごとに分けてランディングページを用意すると、キーワードごとに検索されやすくなり、ホームページへの訪問者が増え、集客につなげやすくなるのです。

 ランディングページは、顧客(ユーザー)が求める情報がなければすぐに離脱されてしまう可能性が高まりますので、顧客の性質に合ったデザイン、文章を駆使しながら作成しましょう。全事業を掲載するホームページを作成するとページ数が増えて、費用と労力がかかります。売り上げに結びつきやすい商品・サービスに絞り、専用ページを作成する場合は、費用や労力が抑えられますので起業時にお勧めです。

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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