更新日:2015.05.06
旅行会社勤務の男性が、定年退職を機に起業をしました。旅行業での知識と経験を生かし、外出が困難な人を対象に生活用品などの買い物を代行したり、外出・旅行などに同行したりするサービスです。サービスを知ってもらうためにホームページを作成したものの、反響がよくありません。今回は、ホームページの「認知度アップ」の方法について紹介します。
消費者がインターネットで商品を選ぶ場合、ヤフーやグーグルといった検索エンジンで「こんな商品が欲しい」とキーワードを入力して探すという特徴があります。そのため、ホームページを見つけてもらいやすくする工夫をお勧めしました。
代表的な対策が「SEO対策」です。SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジンの最適化)の略。検索エンジンに特定のキーワードを入力して検索をしたときに、より上位に表示されるように工夫することです。主に2つの方法があります。
1つ目は、ホームページの更新頻度を高め、ホームページのタイトルや文中に検索されそうなキーワードをちりばめる方法です。2つ目は、他のホームページからリンクをしてもらうことで、自社のホームページへの訪問者を増やすという方法です。
グーグルなどの検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットが巡回して情報を収集。「ユーザーにとって満足度の高い、有益な情報を提供しているホームページ」を評価して検索結果に反映する仕組みになっています。
このため、SEO対策で検索上位になれば、ホームページがより多くの人の目に触れやすくなり、問い合わせや資料請求、見込み客の増加につながるわけです。
男性の場合、「買い物代行」「旅行同行」といったキーワードをホームページの内容に盛り込み、検索されやすいようにしました。また、行政のサイトにバナー広告を出しました。工夫の成果が徐々に表れ、問い合わせや資料請求が増えたそうです。
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
|
|
『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
|
『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
|
調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査