更新日:2015.06.24
飲食店向けの業務用調理器具を販売している男性から、インターネットによる通信販売(通販サイト、ネットショップ)を始めたいというご相談がありました。通販サイトの立ち上げ方法はいくつかありますが、それぞれ特徴があります。代表的な3つの方法を紹介します。
1つ目は、自社独自のサイトを作る方法です。ホームページ作成業者に依頼すれば、自社用のオリジナルサイトを使い勝手良く作成してもらえ、商品やサービスの価値を高める効果があります。ただし、費用は数十万円から数百万円と高額になります。
2つ目が、他社が提供している通販サイト作成サービスを利用する方法です。代表的なサービス提供サイトとしては「カラーミーショップ」(shop-pro.jp/)や「Jimdo(ジンドゥー)」(jp.jimdo.com)があります。月額数千円の利用料を支払い、用意されたテンプレート(ひな型)に商品や会社名、決済方法などを入力し自分でサイトを作ります。簡単なので早ければ1日で自社の通販サイトを立ち上げることができます。ただし、用意された数十種類のひな型を使うだけなので、使い勝手に問題はなくてもデザイン面で制限があります。さらに、決済方法の変更や動画サイトの接続、アンケートコーナーなど別の機能が欲しいと思っても、自社向けにカスタマイズするのは難しい場合があります。
3つ目は、インターネット上のショッピングモール(仮想商店街)に出店する方法です。「Yahoo!ショッピング」や「楽天市場」などに出店すると、商品が販売できます。費用は月額料金制と売り上げの数%を手数料として支払うシステムがあります。集客力があり、商品検索をする人が多いため、閲覧数は増えます。しかし、モール内の競合他社と比較されやすく、競争が激しくなります。
決め手は、販売したい商品が、どの販売方法に適しているかという点です。また、サイト開設・維持のための費用や、今後の事業計画も含めて考えましょう。
男性の場合は、商品を競合他社と比較検討されるリスクを回避し、予算を抑えるため、他社が提供する通販サイト作成サービスを選びました。決められたテンプレートの中でも独自性のあるサイトを目指しています。
行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。 シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。 |
『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
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『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
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『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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