産経新聞×銀座セカンドライフ タイアップ企画

【片桐実央のゆる起業のススメ】セミナー事業のコツ

更新日:2015.12.23

 ファイナンシャルプランナーの資格を取得した女性(56)が、女性を対象にお金のため方や運用のための有料セミナーを開催したいと考えていました。今回はセミナー事業を成功させるためのコツをお伝えします。

 告知と集客-まず、セミナー開催の告知に必要な情報を1枚の紙にまとめることをお勧めします。盛り込まなければならないのは、セミナーのタイトル、日時、場所、参加費、定員、対象者、セミナーの趣旨と流れ、主催者と連絡先など。これらの情報が欠けてしまうと集客に影響します。そして、それを基にチラシやホームページを作ります。チラシはパソコンで自作したもので大丈夫。完成したら、受講者になりそうな人たちが集まる交流会で配布してみましょう。

 またウェブではセミナー告知が簡単にできるサービスもあります。無料のものもあれば、申し込み受け付けから参加費の徴収までを代行し、手数料を引いて自社に入金してくれるものもあります。

 開催当日まで-受講者の満足度を高めるため、配布資料の内容は十分磨いておきましょう。資料と一緒にアンケート用紙を配り、今後の運営に生かすのもよいです。開催日が近づいたら、受講者に再度開催を伝えるリマインドメールを送りましょう。

 開催当日-当日は受付用の名簿、参加費を当日徴収する場合はおつり用の現金、カメラやパソコン、プロジェクターなどを用意。すべてを1人で行う場合は、特に事前準備をしっかりしておくことがスムーズな進行につながります。また、セミナーの内容や受講者のニーズに合わせ、次につながる情報を提供できるようにします。

 終了後-セミナーの参加費だけで事業を安定させるのは大変です。一度受講してくれた人には、メールや電話でお礼を伝えるとともに、不明な点があれば答えるなどのフォローを心がけます。またその際、次回以降のセミナーも案内するなど、リピーターになっていただくための仕掛けづくりをしましょう。

 女性は、受講者にアンケートを取り、その後電話で次のセミナーの案内もしました。セミナーを通じて顧客との関係づくりができてきたと喜んでいます。

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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