夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業への挑戦 実践編】起業するための現実的な「2つの方法」

更新日:2018.10.18

75歳を過ぎて敢然と起業に挑戦する人がいる。外食チェーンすかいらーくの創業者で元社長の横川竟(よこかわ・きわむ)さん(80)だ。

 横川さんの人生は起業への挑戦の連続だった。2008年にすかいらーくの代表取締役を退任した後の13年、75歳の時に高倉町(たかくらまち)珈琲第1号店を東京・八王子に出店。現在、フランチャイズ店を含めて全国に20店舗展開している。

 その横川さんに「定年起業」について聞くと、「みなさん、簡単に起業と言いますが、大変なことです。それは現実として知ってください」と前置きしたうえで次のように語ってくれた。

 「でも、どうしてぼくがこの年齢になっても会社をつくるのかというと、仕事をしている時こそ生きているって感じがするからなんです。仕事をするということは仲間を作るということじゃないですか。ぼくは仲間と一緒に目標に向かって進むのが好きなんですよ」 多くのサラリーマンも同じ経験をしているような気がするが。

 「サラリーマンは人に使われることには慣れていますが、仲間と一緒に何か新しい価値を作るということには慣れていません。そういう人たちがいきなり起業しても難しい」そこで、起業には以下の2つの方法が現実的だと続ける。

 「1つは仲間の起業に参画することです。誰でも起業できるわけじゃない。起業する人を見つけてそこに参画するというのが現実的でしょう。自分の経験や技術を生かしてもらい、成功に向けて一緒に頑張ること。もう1つは起業にこだわらず、何かの形で社会貢献、ボランティアに参加すること。仕事をしないと、ただの老人になっちゃいますよ」

 次回は定年までの過ごし方についてのアドバイスをいただく。(取材・構成 藤木俊明)

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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