夕刊フジ×銀座セカンドライフ 共同企画

【定年起業 私の事業計画書】好きなスポーツを仕事に(前編)

更新日:2016.08.05

東京マラソンでも完売グッズを開発

 
大手玩具メーカーに長年商品開発に携わってきた服部真氏(59歳)は、2014年に独立、「ランニング」をコンセプトに株式会社ランビーを設立した。服部氏にその事業計画を聞く。

 自分は趣味としてテニスとランニングを続けてきました。会社勤めのかたわら多くのレースに参加し、東京マラソン、ホノルルマラソンなどのフルマラソンも36レース完走しました。独立するなら、自分の好きなことをやって、社会に貢献できたらいいなと考え、2つの事業を軸にスタートしたのです。
1つは、自分が会社で経験してきた商品開発ノウハウを生かした、スポーツ関連グッズ事業です。たとえば「メダルハンガー」という商品を開発しました。これはスポーツ大会に参加して、もらった完走メダルなどをかけておく場所がないという話を聞いて開発し、今年の東京マラソンのオフィシャルショップで販売し、あっという間に売り切れました。また「はうつー手ぬぐい」と言って、消臭効果のある繊維を織り込んだ手ぬぐいも販売を始めました。猫や犬のキャラクターのイラストでストレッチの説明をしています。これらはスポーツオーソリティやブルーブルーエと言うおしゃれな雑貨店さんやヨガ教室などで取り扱っていただいています。
2つめの事業軸はジョギングやランニングのインストラクター事業です。走ったことがない人、これから始める人達に、汗をかく気持ち良さ、楽しさを味わう事で健全な心、体を取り戻すお手伝いをしたいと思いレッスンを行っています。
この2年間はグッズ事業に重心をおき、多くの時間を費やしてきました。順調ではありますが、「ものづくり」は資金繰りなどなかなか大変です。次の3年目からはもうひとつの柱を作ることができそうなので、事業のバランスを変えていきたいと考えています。

「ものづくり」は順調に推移してきたが、その負担は重く、新たに事業の柱を作りたいと言う。後編にその内容を伺うことにする。(藤木俊明)

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企画協力・銀座セカンドライフ

「定年起業」を支援する会社。主催する起業セミナーや交流会は年間100回を超え、起業相談は毎月150件で延べ7000件を超える。銀座・八重洲・新宿・池袋・横浜などにレンタルオフィス「アントレサロン」を計8店舗運営中。問い合わせはフリーダイヤル0120・08・4105

銀座セカンドライフ株式会社 代表取締役 片桐実央 プロフィール

片桐実央

行政書士、1級FP技能士。学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に入社し、法律の専門家としてアドバイス。その後、大和証券SMBC株式会社引受審査部に入社し、IPO支援を経験した後、祖母の介護をきっかけに、一生を通じて生きがいを感じる生活を実現するための支援がしたいと思い、2008年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立、銀座総合行政書士事務所を開業し現在に至る。

シニア起業の支援会社として、①起業コンサル・事務サポート(起業相談サロン)、②レンタルオフィス運営(アントレサロン)、③セミナー交流会(アントレセミナー交流会)を開催している。年間の講演は100回を超え、毎月150件の起業相談を受け、これまで7,000件を超える。

著書一覧

初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック『初心者のためのセカンドライフ起業スクールハンドブック』(神奈川県生涯現役促進協議会)
かながわシニア起業ハンドブック『かながわシニア起業ハンドブック』(神奈川県)
あおもりシニア起業ハンドブック『あおもりシニア起業ハンドブック』(青森県)

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16,930

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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