2023-11-10
2024-03-04

女性の起業におすすめの業種や利用ができる融資・助成金は？

起業や経営ビジネスに関心がある方へお得な情報をピックアップ！

自分が好きなことを仕事にしたい、束縛されずに自由に働きたいなどの理由で、起業を考える女性も多くなっています。時間に縛られず、自宅でも簡単に始められる仕事が増えていることも背景にあります。
しかし、いざ起業しようと考えても、どのような仕事をすればよいか分からないという人もいるでしょう。業種選びを間違えると、起業しても失敗してしまうリスクが高くなります。
今回は女性の起業におすすめの業種や、利用できる助成金などを紹介します。

1.業種を決める際のポイント
2.おすすめの業種
3.起業する時におすすめの融資・助成金・補助金
4.まとめ

1.業種を決める際のポイント

女性が起業する時、業種の決め方にポイントがあります。まず重要になるのが、小さな規模で始められるかということです。せっかく起業するのであれば、大きな仕事にチャレンジしたいと考える人もいるかもしれません。しかし、規模が大きくなればなるほど、失敗した時のリスクは高まります。逆にパソコンがあれば容易に始められるものや、自宅をオフィスにできるような仕事を選べば、初期費用を大きく抑えることができます。規模が小さければ、万が一問題が起こった時も軌道修正しやすいので安心です。

ランニングコストがあまりかからない業種を選ぶのもよいでしょう。起業するとイニシャルコストだけではなく、毎月の光熱費や商品の仕入れなど様々なランニングコストがかかってきます。毎月の負担が大きくなると、すぐに赤字経営になり事業を続けるのが難しくなります。ランニングコストがかからない業種を選べば、初めて起業する女性でも事業を続けやすくなるでしょう。

自分が得意とすることを活かせる業種を選ぶことも大切です。趣味や特技に関連する業種を選べば、自分の強みを活かしやすくなります。同業他社と差別化を図りやすくなりますし、質の高いサービスを提供できるでしょう。起業をすると大変なこともたくさん出てくるので、自分が好きなこと、楽しみながら続けられることを仕事にするのがポイントです。

2.おすすめの業種

起業を考えている女性におすすめなのが、ネットビジネス系の業種です。ネットビジネスであれば、パソコン1つで始めることができます。自宅はもちろん、カフェやレンタルオフィスなど、場所を選ばず仕事ができるので自由度が高いです。初期費用がそれほどかからず、隙間時間を利用して仕事ができるので、子育てをしながら起業したいと考えている主婦の方にも向いています。ネットビジネスは、色々な種類があるというのも魅力です。ネットショップを開いて、何かを販売してみるのもよいでしょう。

誰でも手軽にネットショップを開設できるサービスが増えています。登録料が無料で、商品が売れた時にだけ手数料を払えばよいというサービスも多いので、初期費用やランニングコストもかかりません。他にもWebデザイナーやアフィリエイト、アプリ制作など様々なネットビジネスがあります。自分が得意とすることや好きなことを、ビジネスとしてすぐに始められるというのは、ネットビジネスの大きなメリットです。

3.起業する時におすすめの融資・助成金・補助金

新規開業資金（女性、若者/シニア起業家支援関連）

まずはじめにご紹介するのが、女性、若者／シニア起業家支援資金です。女性、または35歳未満か55歳以上の方であって、新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方が利用することのできる融資です。開業前後に要する資金や設備資金、長期運転資金として資金を利用することが可能です。
この女性、若者／シニア起業家支援資金は、日本政策金融公庫の国民生活事業と中小企業事業がそれぞれ個別に行っています。そのため、資金用途や貸付限度額、申込窓口は事業ごとに異なります。

両立支援等助成金

次におすすめの助成金が、両立支援等助成金です。従業員の仕事と家庭の両立を支えたいと考えている人のための助成金で、出生時両立支援コース、介護離職防止支援コース、育児休業等支援コースがあります。家庭がある女性には、育児休業等支援コースが最適です。子供ができて仕事を休まなければならない時、仕事に復帰する時などに一定額支給されます。

キャリアアップ助成金

そのほかにも従業員を雇用しての起業を考えている人には、キャリアアップ助成金がおすすめです。非正規雇用労働者のキャリアアップを促進するための助成金で、正社員化支援に関するコースや処遇改善支援に関するコースなど、いくつかのコースに分かれています。有期雇用の従業員を正社員化することで助成金を得られるので、雇用して事業の規模を広げたい時などに利用するのもよいでしょう。