神奈川県の北東部にある川崎市は、全国に20市ある政令指定都市の中で最も面積が小さい市で、工業の町として栄えてきました。都心や横浜方面へのアクセスも良く、川崎駅東口のメインストリートに、川崎市役所や川崎商工会議所など主要公共施設が集中していることもあり、近年ではスタートアップの創業地や、企業のサテライトオフィスとしても注目されています。
今回は川崎駅周辺のコワーキングスペースを利便性に着目して、立地や席数、登記可能かなど項目別に紹介いたします。
目次
1.駅からの近さ
施設名 | 交通アクセス |
---|---|
川崎アントレサロン | JR各線「川崎駅」徒歩2分 京急本線「京急川崎駅」徒歩1分 |
ワークスタイリング川崎 | JR各線「川崎駅」徒歩1分 京急本線「京急川崎駅」徒歩2分 |
MID POINT川崎 | JR各線「川崎駅」徒歩3分 |
BIZcircle川崎 | JR各線「川崎駅」徒歩4分 京急本線「京急川崎駅」徒歩6分 |
NAGAYAかわさき | JR各線「川崎駅」徒歩2分 京急本線「京急川崎駅」徒歩1分 |
川崎駅東口には、京急川崎駅もあり、都心や横浜方面へのアクセスは抜群です。
「川崎アントレサロン」は、どちらの駅からもすぐの「川崎フロンティアビル」にあります。「ワークスタイリング川崎」も両駅から近い好立地です。
西口駅チカには、「MID POINT 川崎」や「BIZcircle川崎」、「NAGAYAかわさき」などがあります。
2.コワーキングスペースの席数
施設名 | コワーキングスペースの席数 |
---|---|
川崎アントレサロン | フリーデスク74席(川崎フロンティアビル:44席、ヒューリック川崎ビル:30席) |
BIZcomfort川崎東口 | フリーシート:40席 |
H¹T川崎 | オープンスペース:16席、ルーム定員1名個室:15室 |
エイジアワーク | オープンワークスペース:20席 |
NAGAYAかわさき | オープンスペース:17席 |
コワーキングスペースを利用する際には施設の席数も重要です。利用者が多くて集中できない、せっかく行ったのに空きがないなどがあると作業の妨げになります。
「川崎アントレサロン」は、2024年7月に「ヒューリック川崎ビル」に増床オープンしたこともあり、圧倒的な席数を誇ります。私語・電話OKとNGのエリアに分かれているので、用途に応じて使い分けられるのも特徴です。
「H¹T川崎」は個室を利用できますが、ドロップイン(一時利用)のみの利用で、席のタイプによって料金が変わります。
3.コワーキングプランの初期費用・月額料金
施設名 | 初期費用 | 月額料金(コワーキング) |
---|---|---|
川崎アントレサロン | 0円 | フリーデスクプラン:9,505円 |
エイジアワーク | オープン記念で無料 | フルタイムプラン:14,300円 |
BIZcomfort川崎東口 | 10,000円(キャンペーンの際は0円) | 全日プラン:15,400円~ |
NAGAYAかわさき | ・保証金 各プランの月額利用料金1ヶ月分相当 (退会時に返却) ・年会費 各プランの月額利用料金1ヶ月分相当 |
オープンスペースメンバー(フルタイム):16,500円~ |
MID POINT川崎 | 30,000円 | フリープラン:18,700円~ |
コワーキングスペースを利用するにあたり、最も気になるのはやはり利用料金です。月額料金はもちろん、初期費用なども検討対象になるかと思います。
「川崎アントレサロン」は初期費用0円で、月額料金も9,505円とリーズナブルです。住所利用、法人登記、郵便受け取りも基本プランに含まれているので、追加料金はかかりません。また、川崎に限らず、すべてのアントレサロンを追加料金なしで利用できるのも大きな魅力です。
「BIZcomfort川崎東口」のように、土日のみや、夜の時間限定のプランを用意している施設もあります。
4.バーチャルオフィスとしても利用できる施設
施設名 | 月額料金(バーチャルオフィス) |
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川崎アントレサロン | バーチャルオフィスプラン:3,800円 |
エイジアワーク | バーチャルオフィス:2,500円(住所利用別途料金) |
NAGAYAかわさき | バーチャルメンバー:6,000円~(法人登記別途料金) |
コワーキングスペースとして契約したものの、事情があって、バーチャルオフィスに変更したい。そんなこともあるかと思います。同一施設でバーチャルオフィスにも対応していれば、登記住所を変更することなく継続して利用することができます。
「川崎アントレサロン」はバーチャルオフィスプランでも、住所利用、法人登記、郵便受け取りが無料で利用できます。また、全拠点の会議室やセミナールームを会員料金で利用できることも大きな魅力です。
「エイジアワーク」は住所利用、法人登記が別料金ですが、郵便転送は無料で利用できます。
5.その他(常駐受付、登記、ドロップイン利用、複数拠点利用)
施設名 | 有人受付 | 登記 | ドロップイン利用 | 複数拠点利用 |
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川崎アントレサロン | 〇 | 無料 | 200円/30分 | 〇 |
BIZcircle川崎 | × | 無料 | なし | × |
BIZcomfort川崎東口 | × | 3,000円/月 | なし | × |
MID POINT川崎 | × | 5,000円/月 | なし | × |
.andwork川崎 | × | 3,000円/月 | 500円/1時間 | × |
ワークスペース縁道 | × | 無料 | カウンター400円/1時間 | × |
エイジアワーク | × | 3,500円/月 | なし | × |
NAGAYAかわさき | 〇 | 5,000円/月 | なし | × |
その他気になる点を施設別にまとめました。
有人受付
常駐受付がいると、来客があったときや、不明点を聞きたいときに心強いです。セキュリティ面でも安心です。
法人登記
創業期はなにかと費用がかかります。少しでも費用を抑えたい場合は、法人登記を無料でできる施設がおすすめです。別途料金がかかる場合は、基本プランの料金も含め比較してみましょう。
ドロップイン利用
ドロップインとは、月額会員ではなく、一時的に施設を利用することです。利用頻度が少ない場合や、お試しで利用してみたいという時に便利です。
複数拠点利用
多店舗展開しているコワーキングスペースでは、グループの施設を複数利用できるプランもあります。追加料金がかかるか、全拠点プランなど別途プランがある場合が多いですが、「川崎アントレサロン」は、フリーデスクプラン、個室プランいずれも追加料金なしで全拠点のフリーデスク、オープンラウンジが利用できます。出先で打ち合わせがある時などに大変便利です。
6.まとめ
川崎駅周辺には、様々なコワーキングスペースがあります。それぞれ特徴がありますので、起業時や、サテライトオフィス、テレワークで利用する際の参考にしてみてください。