「横浜で起業したいけど、資金面が不安…」「補助金や融資制度、結局どれを使えばいいの?」
そんな創業予定者・創業間もない事業者の方に向けて、横浜市・神奈川県が提供する最新の創業支援制度を一挙にご紹介します。
融資・補助金・保証料の優遇など、創業ステージに応じて使える制度をうまく活用することで、初期リスクを最小限に抑えた起業が実現できます。
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敷金・礼金・保証金ゼロで、初期コストを抑えて横浜エリアに拠点を構えることができます。
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目次
1.🌱【横浜で起業したい方へ】横浜市の「創業支援等事業計画」とは?
「創業に必要な知識や資金が不安…」
そんな声に応えるため、横浜市では国の認定を受けた「創業支援等事業計画」を策定し、創業前後の方に対してさまざまな支援を行っています。
この計画では、市と連携する支援機関(例:アントレサロンなど)を通じて、創業に必要な知識・人脈・資金をワンストップで提供。
計画に基づいた支援を一定条件で受けると、「証明書」が発行され、起業に有利な優遇措置を受けることができます。
🎯 制度の目的|起業家がつまずきやすい“3つの壁”をサポート
横浜市の創業支援等事業計画は、以下のような創業者が抱える課題を解消することを目的としています:
- 資金面の不安 → 法人設立時の登録免許税半額、信用保証や融資条件で優遇
- 知識・ノウハウの不足 → 創業セミナー・専門家相談を提供
- 孤立や販路の悩み → ネットワーク形成やマッチング支援を強化
👤 対象となる方
- 横浜市内で創業予定の方(法人・個人問わず)
- 創業後5年未満の事業者
- (横浜市で起業予定・起業済か、横浜市に住んでいないと申請不可です)
👍 創業支援等事業を受けたら、こんなメリットが!
「創業支援等事業計画」に該当する支援を受けて、市から「証明書」を取得すると、以下のような起業時の負担軽減メリットが受けられます。
| 優遇内容 | 詳細 |
|---|---|
| 株式会社設立時の登録免許税が半額(15万円 → 7.5万円) | |
| 融資申請の際、創業6ヶ月前から信用保証の対象に(通常は2ヶ月前 | |
| 日本政策金融公庫や市制度融資で低金利融資が可能 | |
| 利率0.2%引下げ、信用保証料0.1%軽減など(※2024年10月以降) | |
| 小規模事業者持続化補助金で創業枠申請が可能・最大200万円支給 |
🎁 この制度で得られる5つのメリット
- 会社設立費用が安くなる
- 融資のハードルが下がる(無担保OK)
- 補助金の申請枠が広がる
- 創業に必要な基礎知識が身につく
- 専門家とつながれる
👍横浜市の「創業支援等事業計画」の利用方法は?
アントレサロンに申込後、創業支援事業計画をお申込みください。オンラインセミナーコース終了後、修了証を発行します。そのあと、自治体に証明書の発行申請をして、証明書を入手します。
<利用するまでの流れ>
| 1 |
横浜アントレサロンもしくは、桜木町アントレサロンをお申込みください。お申込みはこちら。 横浜・桜木町アントレサロンは起業家を応援するレンタルオフィスで、 |
| 2 | こちらのサイトより、横浜市の創業支援事業計画をお申込みください。 |
| 3 | コース終了後、修了証を発行します。 |
| 4 | ご自身で横浜市 経済局に証明書の発行を申請します。申請は原則郵送です。 |
2.🎯 創業期の資金調達!創業おうえん資金とは?
「起業に挑戦したい。でも資金が…」そんなあなたを横浜市が本気で応援!
横浜市でこれからビジネスを始めたい――そんな方の背中をそっと、でも確実に押してくれるのが「横浜市創業おうえん資金」です。
自己資金だけでは不安な創業初期、金融機関からの借り入れが難しい段階でも、信用保証協会や自治体のサポートを受けながら資金調達が可能になります。
👤 対象となる方
- 横浜市内で創業を予定している、または創業後5年未満の個人・法人
- 市内で事業所を開設予定、または既に開設している
- 信用保証協会の保証対象業種であること(風俗営業等を除く)
- 上記、創業支援事業計画を受けた実績があること
💼 融資の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資金の種類 | 創業資金(運転資金・設備資金) |
| 融資限度額 | 最大2,000万円(※個人・法人の状況により異なる) |
| 利率 | 年利1〜2%台(変動あり) |
| 返済期間 | 最長7年(据置期間:6ヶ月以内) |
| 保証料 | 横浜市が一部補助(最大全額) |
📝 ご利用の流れ(4ステップ)
- 事前相談(創業計画の準備)
まずは横浜市が提携する創業支援機関(例:よこはま企業経営支援財団、商工会議所など)で創業計画書の作成支援を受けます。 - 必要書類の準備・申請
・創業計画書
・見積書(設備資金の場合)
・身分証明書、住民票、法人登記簿など - 金融機関・信用保証協会の審査
市の提携金融機関を通じて申請。信用保証協会の審査を経て、融資可否が決まります。 - 融資実行・創業スタート
審査通過後、資金が振り込まれます。必要に応じて報告義務あり。
👍 創業おうえん資金の活用ポイント
<創業者にとってのメリット>
- 自己資金が少なくても利用でき、創業前でも申請可能
- 利子補給・保証料補助で実質的な負担が軽い
- 公的支援を活用することで、金融機関からの信用力がアップ
<活用のコツ>
- 創業前〜創業直後の早い段階で動く(創業5年未満が対象)
- 創業支援機関のアドバイスを活かして計画書の質を上げる
- 設備資金・運転資金どちらにも使えるので柔軟に事業を強化
3.🚀 創業後まもなくの企業を応援!小規模企業特別資金(スタートアップ割)とは?
「売上が軌道に乗るまでの資金が足りない…」
「創業してすぐは、なかなか銀行が貸してくれない…」
そんな創業直後の悩みを解消する融資制度が、横浜市の「小規模企業特別資金(スタートアップ割)」です。
自己資金だけでは不安な時期、事業を立ち上げたばかりの企業でも、市の信用保証付きで低利の融資が受けられるチャンス。
👤 対象となる方
- 横浜市内に本社または主たる事業所がある中小企業者
- 創業から5年以内の法人または個人事業主
- 従業員数が一定以下(例:商業・サービス業で5人以下、製造業等で20人以下)
- 信用保証協会の保証対象業種であること(風俗営業等は除く)
💡「創業してすぐの資金調達は難しい」と感じている方に最適な制度です。
💼 融資の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資金の種類 | 運転資金・設備資金 |
| 融資限度額 | 最大1,500万円(通常の小規模企業特別資金と同等) |
| 利率 | 年利1%台前半(※市による利子補給あり) |
| 保証料 | 横浜市が最大で全額補助 |
| 返済期間 | 原則7年以内(うち据置最大1年) |
| 特典 | スタートアップ割引利率適用(創業後5年以内限定) |
📝 ご利用の流れ(4ステップ)
- 事前相談(資金計画の整理)まずは、横浜市が連携する金融機関や、よこはま企業経営支援財団などの創業支援機関に相談。
資金の使い道・返済計画の明確化がポイントです。 - 書類の準備・申請
・資金使途を示す書類(見積書、事業計画書など)
・創業後の営業実績や収支報告書(可能な限り)
・本人確認書類、確定申告書、登記簿など
- 金融機関・信用保証協会による審査市の制度融資を取り扱う指定金融機関を通じて申請。
信用保証協会の審査も並行して行われます。 - 融資実行・事業拡大へ
無事に審査を通過すれば、資金が入金されます。
返済開始前に据置期間を設けることも可能です。
👍 小規模企業特別資金(スタートアップ割)の活用ポイント
<創業者にとってのメリット>
- 銀行に単独で申し込むより審査通過の可能性が高い
- 保証料・利子の大幅な負担軽減
- 公的制度の活用実績が、今後の資金調達にプラス
<活用のコツ>
- 創業から時間が経つ前に動く(5年未満が対象)
- 市や支援機関を巻き込んで進める(一人で悩まない)
- 運転資金も対象なので、日々の資金繰り改善にも有効
4.🧪 新製品の販路開拓を応援!横浜市トライアル助成金とは?
「自社開発の商品、まずは誰かに使ってもらいたい!」
「新サービスを試してもらえるチャンスがほしい…」
そんな横浜発の中小企業やスタートアップを応援する制度が、「横浜市トライアル助成金」です。
市の関連機関などに自社製品・サービスを試験導入してもらう“実証フィールド”を提供してもらえるうえ、導入費用の一部助成まで受けられます。
👤 対象となる方
- 横浜市内に本社または主たる事業所を置く中小企業・ベンチャー企業
- 開発済みの新製品・新サービスを市内で試験導入・実証したい方
- 市が定めるテーマや課題に対応する製品であること(例:環境、福祉、防災など)
💡 実際の導入先は、市の外郭団体・関連施設・一部民間企業等です。
💼 助成内容の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象経費 | 製品導入・設置・運用に関わる経費(機器費、人件費など) |
| 助成率 | 対象経費の最大2/3以内 |
| 上限額 | 100万円(年度・テーマにより変動あり) |
| 実施期間 | 採択から数ヶ月~1年程度(目安) |
📝 ご利用の流れ(4ステップ)
- 事前相談・募集内容の確認
まずは公募要領をチェックし、自社の製品・サービスが適しているかを確認します。 - 申請書類の提出
仕様書・経費内訳・製品概要などを含む申請書を提出。 - 審査・選定(書類+プレゼン等)
外部有識者による審査。採択された場合は導入先との調整に入ります。 - 試験導入・実証+報告書提出
現場でのテスト導入を行い、成果を報告。経費の精算もこの時に行います。
<創業者・中小企業にとってのメリット>
- 自治体関連施設で実績がつく=信頼の証に
- 開発した製品・サービスの“見せ場”が作れる
- 費用面の負担が軽減されるため、販路開拓の初期コストを抑えられる
<活用のコツ>
- 市の重点分野(例:環境・医療・防災など)に合うテーマを意識
- 実証だけでなく、その後の販路展開・PRもセットで計画
- 採択数に限りがあるため、提案内容・導入先とのマッチ度が重要
5.🔬 未来の技術を横浜から!新エネルギー等のシーズ発掘・技術研究開発事業とは?
「エネルギー・環境分野で技術開発を進めたい」
「研究段階だけど、社会実装に向けて動き出したい」
そんな技術シーズ(=研究段階の技術やアイデア)を持つ企業・団体を対象に、横浜市が支援するのが「新エネルギー等のシーズ発掘・技術研究開発事業」です。
市内企業や大学、研究機関が連携して、将来の脱炭素やエネルギー課題の解決に貢献する技術の開発を後押しします。
👤 対象となる方
- 横浜市内に拠点を有する中小企業、スタートアップ、大学、研究機関 等
- 新エネルギー・脱炭素・環境技術分野の研究テーマを持つ方
- 産学連携、企業間連携などによる共同研究・開発プロジェクトを予定している方
💡 「大学の研究成果を活用したい企業」や「技術を社会実装したい研究者」に最適!
💼 助成内容の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象経費 | 研究開発費(人件費、材料費、外注費、機器使用料など) |
| 助成率 | 最大2/3以内(大学・研究機関と連携する場合に優遇あり) |
| 上限額 | 年間500万円程度(テーマにより変動) |
| 助成期間 | 1年(場合によっては継続・拡張の可能性あり) |
📝 ご利用の流れ(4ステップ)
- 公募要領を確認+事前相談
対象テーマや市の重点方針に合っているか確認。必要に応じて市や支援機関に相談。 - 提案書の提出(技術シーズの概要+研究計画)
自社の技術内容、社会的課題との関連性、実施体制などを明記。 - 審査・選定(書類+プレゼン審査)
技術性・将来性・波及効果などを基準に採択。 - 開発スタート・経費報告・成果発表
助成金を活用して研究を実施。年度末に成果報告書や実績報告が必要です。
👍 活用ポイント
<創業者・技術系企業にとってのメリット>
- 初期段階の研究テーマにも対応してくれる貴重な資金源
- 大学・研究機関との連携で技術の信頼性が向上
- 市の支援を受けることで販路・PRの足がかりにも
<活用のコツ>
- 技術の独自性・社会的意義を明確に伝えることが重要
- 連携先(大学・他企業)との役割分担・実施体制を明確化
- 脱炭素やエネルギー課題など、横浜市の重点政策と合致しているかを意識
6.💻 小さな会社の“デジタル化”を後押し!神奈川県 小規模事業者デジタル化支援補助金とは?
「紙と手作業ばかりで、業務効率が限界…」
「キャッシュレス導入やEC化を始めたいけど予算が…」
そんな悩みに応えてくれるのが、神奈川県の「小規模事業者デジタル化支援補助金」です。
少額から申請可能&申請ハードルも比較的低め。
ITやDXに踏み出したい小さな会社・店舗こそ、今がチャンスです!
👤 対象となる方
- 神奈川県内に事業所を有する小規模事業者(個人事業主含む)
- 製造業:従業員20人以下
- 商業・サービス業:従業員5人以下
- IT導入や業務効率化、売上アップを目的とした取り組みを行う方
💡 創業直後でも申請OK!業種も幅広く対応しています。
💼 補助内容の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象経費 | ソフトウェア導入費、IT機器購入費、ECサイト構築、業務改善ツールなど |
| 補助率 | 対象経費の3分の2以内 |
| 補助上限額 | 上限30万円(下限5万円) |
| 補助対象期間 | 採択後〜年度末(例:2025年3月末までに事業完了が必要) |
📝 ご利用の流れ(4ステップ)
- 公募要領を確認+対象事業の検討
何が補助対象か確認し、自社に合うデジタル化内容を明確にします。 - 申請書の作成・提出(電子申請)
事業計画書・経費見積・会社概要などを準備。 - 審査・採択結果の通知
書類審査のみで比較的スムーズ。採択されると補助対象経費の支出が可能に。 - 事業実施・報告・補助金交付
完了報告書や領収書提出後、精算&補助金が支給されます。
👍 活用ポイント
<小規模企業にとってのメリット>
- 少額から申請できるので、小規模店舗・個人事業主でも使いやすい
- IT導入の初期コストが実質3分の1で済む
- 業務効率化・売上アップの足がかりにちょうどいい制度
<活用のコツ>
- 「何をどう改善したいか」を明確にした計画書を作る
- 補助対象期間内に完了&精算できるか逆算して動く
- 支援機関(商工会・商工会議所)に事前相談すると安心
まとめてチェックできるリンク集![]()
- 横浜市 創業支援等事業計画
- 横浜市 創業おうえん資金
- 横浜市 小規模企業特別資金(スタートアップ割)
- 横浜市 トライアル助成金
- 横浜市 新エネルギー等のシーズ発掘・技術研究開発事業
- 神奈川県 小規模事業者デジタル化支援推進事業費補助金











