ビジネスを続けていると、「もっと販路を広げたい」「新しい顧客層を開拓したい」と感じる瞬間があります。
しかし、社内や同業界の中だけにいると、どうしてもアイデアが固定化されてしまいがち。そんなときに私が挑戦してみたのが、「異業種交流会」への参加でした。「営業っぽい雰囲気なのでは?」「初参加でも大丈夫かな?」と少し緊張しながら向かったのですが、結果的には多くの学びと出会いを得ることができました。
今回は、実際に参加して感じたことや、販路開拓につながるヒント、そして参加する際のポイントをお伝えします。
目次
■ 実際に参加して感じた交流会の印象
私が参加したのは、平日の昼下がりに銀座アントレサロンのセミナールームで開催された約30名規模の交流会。
参加者は経営者やフリーランス、個人事業主の方など、業種も年齢層も幅広く、まさに「異業種」が集まった場でした。
✅想像よりもアットホームな雰囲気
「銀座=格式高い」「ビジネス色が強い」というイメージを持っていましたが、実際はとてもフランクな空気。自己紹介の後は自然と話が弾み、名刺交換をしながら互いの事業について気軽に意見交換できました。交流会参加は今回が初めてという方も多く、安心して参加することができました。特に印象的だったのは、「まずは相手を知る」「売り込みよりも共感を大事にする」という姿勢が参加者全体に共有されていたことです。そのおかげで、初参加でも安心して話せました。
✅銀座ならではの“意識の高さ”
一方で、参加者のビジネス意識の高さはさすが。
それぞれが明確な目的を持って参加しており、「業務提携先を探している」「新しい販路を開きたい」「アイデアをブラッシュアップしたい」など、真剣な姿勢が印象的でした。このように目的意識が一致しているため、会話の中で具体的なビジネスの話に発展することが多かったです。
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https://ginza-entre.com/event-list/?scat=exchange
■ 交流会で得た「販路開拓のヒント」
異業種交流会は単なる名刺交換の場ではなく、新しい販路のきっかけをつかむヒントの宝庫でした。
実際に得た気づきを3つの視点で紹介します。
①「協業の可能性」を意識する
販路拡大というと「新しいお客様を見つけること」と考えがちですが、実際は他業種との協業が効率的な手段です。
例えば、Webマーケティングの専門家は士業の方と「セミナーを共同開催すれば、お互いの顧客に価値を届けられる」と意気投合しました。
“自分の商品を直接売る”のではなく、“他の業種と組んで新しい市場を開く”という視点は、異業種交流会ならではの発想です。
②「相手の課題」から自分の価値を見つける
名刺交換の際、ただ自分のサービスを紹介するのではなく、まず「どんなお悩みがありますか?」と質問してみると、意外なニーズが見えてきます。
あるデザイナーの方は、「企業の販促資料をもっと魅力的にしたい」という声を拾い、それが後に企業との契約につながったそうです。販路は“自分の強みを押し出す”よりも、“相手の課題を解決する”中で広がっていくのだと感じました。
③「小さなつながりを育てる」
1回の出会いで大きな成果を求めるのではなく、まずは信頼関係を築くことが大切です。後日、交流会で知り合った方にお礼メールを送り、その後ランチをしながら具体的な話を進めたところ、そこから取引が生まれました。異業種交流会は“出会いの入口”であり、“関係を育てる場”でもあるのです。
■ 交流会に参加する際のポイント
初めて参加する人にとっては少し緊張するかもしれません。
しかし、いくつかのポイントを押さえるだけで、より有意義な時間を過ごすことができます。
☝ポイント① 目的を明確にしておく
「何のために参加するのか」を事前に整理しておくと、会話の方向性が定まり、印象にも残りやすくなります。
「協業先を探している」「販路拡大のヒントを知りたい」など、目的を言葉にしておくことが大切です。
☝ポイント② 短く印象に残る自己紹介を準備する
交流会では1人1分の自己紹介タイムがあることが多いです。そのため、「誰に」「何を」「どんな価値で」提供しているのかを明確に伝える準備をしておくと、相手の記憶に残りやすくなります。
例:「中小企業の販促をデザインでサポートしています」など、シンプルで覚えやすい言葉が効果的です。
☝ポイント③ フォローアップを忘れない
最も大切なのは、会が終わってからのアクション。名刺を交換しただけで終わらせず、翌日には「昨日はありがとうございました」と一言メッセージを送るだけで、印象が大きく変わります。“信頼は後日生まれる”という意識で、継続的に関係を築いていきましょう。
■まとめ
銀座の異業種交流会は“販路の種まきの場”
銀座アントレサロンの異業種交流会は、落ち着いた雰囲気の中で真剣にビジネスの話ができる貴重な場でした。実際に参加して感じたのは、「販路開拓=人との信頼づくり」だということ。その場で取引が生まれなくても、共感を得たつながりは後に大きな成果を生みだす可能性があります。販路を広げたい人、ビジネスの視野を広げたい人は、ぜひ一度異業種交流会に足を運んでみてください。新しい人との出会いの中に、あなたの次のビジネスチャンスが眠っているかもしれません。











