起業家・経営者インタビュー

いままでにないサービスを開発して提供する

更新日:2011.07.28

カイシャドットインフォ株式会社 代表取締役 齋田 和夫 氏

今回は「カイシャドットインフォ株式会社」代表取締役の齋田 和夫さんにお話を伺いました。日本で唯一、穴埋め式簡単ホームページ作成更新システム『プレタ』を提供しています。

齋田 和夫

カイシャドットインフォ株式会社

代表取締役 齋田 和夫 様

Q1:なぜ起業しようと思いましたか?

A1:企業のホームページ作成を1996年から行ってまいりましたが、当初は大企業や地方自治体で、現在もベンチャーや中企業が中心です。ホームページ作成は打合せや内容作成に時間がかかるので、企業規模にかかわらず費用も一定以上かかります。それで、ホームページ作成したいという小規模企業の方のご要望に、何とか安価で提供できないかと思い、穴埋め式PCスマートフォン携帯ホームページ作成更新システム『プレタ』を開発いたしました。

 

Q2:起業前(起業前の数ヵ月間)、起業後で苦労したことは何ですか。

A2:起業前は開発資金をどうするかで、プログラムの開発終了後は営業をどうするかです。

 

Q3:Q2で経験した苦労はどのように解消しましたか?

A3:開発資金については、既に個人事業を行っていたので、公的機関の起業支援は受けられませんでした。そこで、ホームページのシステム提供を新たに行うという事で、事業転換支援として借入れ支援をいただけることになりました。

 開発後の営業については現在も悩みの種ですが、『プレタ』の内容というよりも、多くの小規模企業の方が「ホームページを営業にどう利用するのか」について明確に考えておられず、「新規顧客が検索エンジンからホームページを訪問して買ってくれる」と漠然と考えていることが分りましたので、実際の営業にどうホームページをご利用いただくかをご理解いただいて、そのツールとして『プレタ』を提案するようにしております。

 

Q4:起業して良かったと思うことは何ですか。

A4:『プレタ』を積極的にご利用いただいているのを拝見すると、自社で開発したシステムですので、喜びも一塩です。営業がうまくいったなどのお声をいただくこともありますが、開発して本当に良かったと思います。

 

Q5:これから起業しようと考えている方に対してアドバイスをするとしたらどのようなことですか?

A5:一般に行われている事業を始められる場合は違うと思いますが、弊社の場合、いままでにないサービスを開発して提供しようとしたのですが、予想以上に営業に時間がかかります。システムの内容を伝えるのもそうですが、皆様の営業にどう結び付けていくかをご理解いただくのは、とても時間がかかることです。弊社の場合は、通常の企業ホームページ作成も行っておりますので、序々に営業して行く事が可能でした。

他にない新しい事業を始める場合は、予想よりも大きく時間がかかることを想定して、それ以外の収益を確保した上で事業展開することをお勧めいたします。 

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