個人借入で起業資金を調達する方法とメリット・デメリットを徹底解説

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起業する時には、最低限必要となる起業資金を調達しなければなりません。調達方法としては、出資、個人借入、融資、補助金などに分類できます。ここでは、個人借入についての概要とメリット、デメリットを解説します。

個人借入とは、会社(事業)としてではなく、個人として借りた資金を指します。起業資金として使用する方もいますが、用途が事業資金として想定されていない資金の事業への流用のため、金融機関によって利息は異なりますが、総じて利息が高いと言われています。

テレビCMなどでも流れていますが、個人借入の代表的なものに、「アイフル、アコム、プロミス」といった無担保での貸付けを中心とする消費者金融は特に有名です。ただ、消費者金融に限りませんが、起業資金としては利息が高い資金調達は避けたいものです。また、個人借入は「負債」であり、融資を受ける際にも、自己資金とみなされません。

個人での借り入れ(消費者金融など)

起業資金はもちろんのこと、事業資金としても出来れば避けたい調達方法ですが、資金繰りが厳しい会社で、社長が個人で借入して、それを会社に貸付金として入れて一時的に会社の支払いなどに充当することもあるかもしれません。或いは、銀行に借入をするほどの金額でなく、少額な現金がすぐに必要ということで利用する人もいるでしょう。

2010年6月に、貸金業法が大きく変わったことにより、総量規制が導入されました。貸金業者からは年収の1/3までしかお金を借りる事ができないという規制です。貸金業者の業態には、「消費者金融、クレジット会社、信販会社」があります。銀行は貸金業ではないので総量規制の対象外です。また、例外として住宅、自動車ローン、高額医療などのローンは1/3の総量規制から除外されます。

メリット

個人の信用力で、容易に無担保無保証で借りることができます。手続きが簡単で借入額によっては審査のスピードも速く、即日借入なども可能です。

デメリット

審査書類も少なく手続きが速く審査が簡単なため、利息が高くなります。その他の消費者金融の借入があると融資審査が厳しくなる場合があります。

親族・知人からの借入

身内に迷惑をかける可能性があるので、親族や知人から起業資金を借りることに抵抗がある方がいます。一方で、一番身近な人に応援してもらえない、理解してもらえないのに、他人に物やサービスを売れないと考える方もいます。

考え方は様々ありますが、親族・知人からの借入する理由は、利息が低いことが大きなメリットとしてあげられます。ただし、信頼関係があるからといって返済方法がうやむやだと、後からトラブルになる可能性もあるので、身内であっても、簡単な借用書など最低限の書類を取り交わし、利息や返済期間を決めてことが大切です。また、無利子や返済期限もない場合は贈与とみなされるのでその点にも注意が必要です。

メリット

  1. 金融機関より利息が低く、審査もありません。これから起業する起業家にとって資金調達は大変です。また起業してすぐに売上があがる保障もありません。返済負担を出来る限り抑えて起業資金を用意する一つの方法です。
  2. 経営の自由度が保たれます。起業資金を出しても経営に関して口出しはしないという人的な信頼関係で成り立っています。
  3. 交渉により比較的に自由に条件が決められます。金額、利息、返済期間などについてお互いの話し合いで決めることができます。また、事業計画が立ち行かず、予定の支払いができない場合など、相談にのってもらいやすく、融通がききやすいのもメリットです。
  4. 親族などからの借入は、金融機関や状況によっては自己資金としてみなされる場合があります。自己資金の割合が多いと、それだけ融資可能額も多くなります。

デメリット

  1. 近しい関係だからこそ、一度トラブルになるとかえって問題が大きくなり、信頼関係を修復できず、親族・知人と疎遠になる可能性があります。
  2. 事業が失敗した時に身内に迷惑をかけるリスクが伴います。金融機関と異なり個人資産であることを肝に銘じておきましょう。
  3. 金融機関の場合は、専門的なアドバイスなども含めて対応してくれますが、身内の場合、基本的に期待できません。

おわりに

起業資金の調達方法として、「消費者金融」と「親族・知人からの借入」の個人借入のメリット、デメリットを解説しましたが、金利面や、融資審査の際の評価にはかなり大きな違いがあります。特に、消費者金融の個人借入は、基本的に事業資金ではなく金利も高いため、起業してから融資を検討されている方は、融資の可否に影響するので注意しましょう。