起業家・経営者インタビュー

社会に役立ち、将来性のある農業ビジネスを探すため、海を渡る

更新日:2013.12.22

バイオ・アグリ株式会社 代表取締役 梶原 唯乗 氏

 社会に役立ち、将来性のある農業ビジネスを探すため、海を渡った企業がバイオ・アグリ(東京都新宿区)だ。同社は現在、カンボジアでバイオ燃料になるキャッサバ芋を委託栽培するが、そこに至るまでの道のりには紆余曲折があった。

梶原 唯乗

バイオ・アグリ株式会社

代表取締役 梶原 唯乗 様

 同社の梶原唯乗社長は、大学卒業後に文化教育関連の企業に就職。その後友人と絵画販売の会社を2社立ち上げ、うち1社をIPOまでこぎ着けた敏腕経営者だ。  しかし、ライフワークとして農業を手がけたいと考え早期退職を決意する。そしてオーストラリアで和牛繁殖農場の立ち上げを準備するが、BSE発生とともに牛肉輸入規制が発令され、撤退を余儀なくされてしまう。  そんな梶浦社長が新たなチャンスを求めて向かったのは中国だった。ちょうどそのころ京都議定書によるCO2削減が叫ばれ、石油価格が高騰したことを受けて「これからはバイオ燃料事業が役に立つ」と考えたからだ。そして軽油に代わる「バイオディーゼル」の原料植物ジャトロファの試験栽培を始めたのだが、1年目は数十年に一度雪に見舞われ、その翌年は大規模干ばつが発生し両年の収穫はゼロ。まさに泣きっ面に蜂だった。  だがそれにもめげず、中国から南に進みカンボジアに渡る。そして現地での情報収集のすえに出会ったのが、キャッサバだった。  「カンボジアは畑作向きの良い土壌が多く、地価も日本の10分の1ほどです。またタイやベトナムなど近隣国家からのニーズもあるので、これならいけるぞと確信しました」  こうして2年前から試験栽培を開始。芋の栽培期間を通常の2倍の2年とし、より高品質な芋の大量収穫に成功する。そのほか試験栽培から得られたノウハウをもとに、230haの大規模栽培を今年からスタートさせた。農地は地主や農民から借り、栽培には現地の農家を雇用しているという。 「農家が安定収入を得られるように、当社が2年間農地を借り上げます。また生活が不安定で、教育が受けられない学生への奨学金支援も行っていきたいと思っています」  現在は1法人、20名の個人と委託栽培契約を結んでおり、今後も引き続きバイオ燃料関連企業向けのキャッサバ芋を販売していくという。

会社概要

〒160-0022

東京都新宿区新宿一丁目3番8号 YKB新宿御苑ビル

TEL 03-3357-7411

FAX 03-3357-7422

設立 2007年3月

オススメの起業家・経営者インタビュー

クレイジーと思っても、苦労とは思わない

橋本 廣

有限会社プラスワーク88 代表取締役 橋本 廣 様

Q1:なぜ起業しようと思いましたか? A1:明日の自分が見えてしまう自分ではなく、明日の自分を描ける自分でありたいとの気持ちが基本です。 したがって、国を頼ることなく、国を利用させて頂き、成功の暁には利益の社会還元を精神として、気合が ある...

つづきを読む

「楽しく働く」を貫く起業家

本多 宏哉

株式会社OHKマーケティング 代表取締役 本多 宏哉 様

営業マン教育や販促支援を行うOHKマーケティングは、今年5月に登記されたばかりの会社。昨年まで民間企業に勤めていた本多宏哉社長は、「自分が楽しんで仕事をしたい」という理由から58歳で起業した。 女性下着メーカーに15年間勤めていた本多氏は、...

つづきを読む

人生は一度きりなので自分の人生は自分で回すという感覚を持つことが大切

株式会社タッツ・コンサルティング 代表取締役社長 辰己 友一 様

Q1:起業したお仕事の内容を教えてください。 会社を定年退職して、何かやれる仕事はないかと探したら、会社勤めしている間に知り合ったコンサルタントや教育会社等の若い人たちから「いっしょに何かやりましょう」ということになった。考えてみたらそうい...

つづきを読む

皆さんが不安なく結婚を迎えられるお手伝いをしていきたいです

樋口 健治

株式会社アイスブルー 代表取締役 樋口 健治 様

生涯未婚率が女性で10%、男性で20%となっている現代において、結婚を望む男女の出会いから結婚までをサポートするのが結婚相談所アイスブルーだ。 同社の樋口健治社長は以前、レストランウエディングを中心としたプランニング会社を経営していた。そこ...

つづきを読む

「人との繋がりを持ち続けたい」 銀行員から結婚相談員として独立

大橋 真弓

ぷらす・さぽーと 社長 大橋 真弓 様

生涯の出会いをコーディネートする結婚相談。その相談員として現在活躍しているのがぷらす・さぽーと(東京都中央区)の大橋真弓社長だ。  大橋社長が独立を果たしたのは2014年2月のこと。それまで15年にわたって銀行員の営業として活躍を続けてきた...

つづきを読む

「ハウスダストの問題を解決!」特許技術による日本初の寝具ケア

立石 一夫

株式会社旅館ホテルクリーン 代表取締役 立石 一夫 様

 近年、ハウスダストによるアレルギー等の健康被害が問題となっており、数々の除去機能を持つ家電製品が生まれている。だが、その従来の寝具用製品の3~12倍の効果を持つサービスを提供している企業がある。それが、2005年から活動を開始した旅館ホテ...

つづきを読む

現在の利用会員数

21,019

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査

無料メールマガジン

キャンペーン情報や、助成金情報、交流会・セミナー等、起業家にとって役立つ情報を発信しています。

メールマガジンの詳細