起業家・経営者インタビュー

省エネ・防災パネルの新技術 世界数百の企業から関心の声

更新日:2015.03.03

つきしま工房・合資会社谷貝鐵工所 代表取締役 谷貝 忠 氏

世界的に次世代エネルギーへの関心が高まり、その市場の可能性に胸が高鳴っています

谷貝 忠

つきしま工房・合資会社谷貝鐵工所

代表取締役 谷貝 忠 様

 今年創業95年目となる老舗企業の3代目社長が、新規事業をひっさげて世界に広がるマーケットに踏み入れようとしている。それが谷貝鐵工所(千葉県白井市)の谷貝忠社長だ。  現在同社では蓄光剤を使用した光る表札パネル「蓄光・集光パネル」を独自に開発し、国内外の品評会で数多くの企業から注目を浴びている。  創業当初はナットやボトルなどの製造を行う、まさしく鐵工所だった。忠社長も家業を継ぐべく、大学卒業後の1972年に入社し、尽力していた。入社当時はNC工作機械(数値によってコントロールされる工作機械・制御装置)を地域に先駆けて逸早く取り入れ、業績を拡大。しかし長きにわたる経営の中で、景気停滞や2度に渡るオイルショックの煽りを受け、徐々に経営は冷え込んでいってしまったという。  平成に入ると忠社長は現職に就き、経営を担うようになっていた。そんな中、転機となったのは2004年。ふと目にした新聞の記事だった。内容は大阪の蓄光剤メーカーが大手商社と資本提携を行ったというもの。目に留まった理由は、その会社が新しい蓄光剤製造方法の開発を行っていたからである。当時同社は、既存事業に変わる新たな事業として彫刻表札、似顔絵プレートの製造を独自に行っており、蓄光剤と組み合わせることにより、新しい商品を生み出せると考えたのである。  相手企業から蓄光剤を提供してもらい独自に開発をした結果、十分な発光性と10年以上の耐用性を持つ、独自の新技術が生まれたのである。 「国内をはじめ、インドやアブダビなどの技術評議会で発表したところ、数百の企業に関心を持っていただきました。当社にとって未知の事業ですが、世界的に次世代エネルギーへの関心が高まり、その市場の可能性に胸が高鳴っています」  現在この新技術に対し特許を出願中。64歳、忠社長の新規事業が大きな実を結ぶのは、まだこれからだ。

会社概要

〒104-0061

東京都中央区銀座七丁目13番5号NREG銀座ビル1階

HP:http://www.tukisima-kobo.co.jp/

オススメの起業家・経営者インタビュー

人生は一度きりなので自分の人生は自分で回すという感覚を持つことが大切

株式会社タッツ・コンサルティング 代表取締役社長 辰己 友一 様

Q1:起業したお仕事の内容を教えてください。 会社を定年退職して、何かやれる仕事はないかと探したら、会社勤めしている間に知り合ったコンサルタントや教育会社等の若い人たちから「いっしょに何かやりましょう」ということになった。考えてみたらそうい...

つづきを読む

半導体S/Nの読み取り装置販売 国内唯一企業として躍進

三角 勝洋

アイビジョン株式会社 代表取締役 三角 勝洋 様

アイビジョン(山梨県南アルプス市)は半導体製作に関わる装置の製造および販売代理業務を行っている。特に半導体のシリアルナンバーの読み取り装置は日本では同社のみが販売しているもので、国内の大手半導体メーカーの全社がこれを導入しており、近年では韓...

つづきを読む

家族にも内緒で出した退職届 エンジニアからIT伝道師へと転生

池本伸治

合同会社オフィス・イーユーシー 代表 池本伸治 様

「中小企業のIT活用を支援したい」その思いを胸に独立を果たしたのが合同会社オフィス・イーユーシー(埼玉県所沢市)の池本伸治社長だ。会社名である「イーユーシー(EUC)」はIT用語であるEnd User Computingの略字で、企業情報シ...

つづきを読む

40年来の夢を実現音楽プロデュース事業に参入

市川 豊

テイクファイブ 代表 市川 豊 様

「高校生の頃の夢は音楽プロデューサーでした。しかし実際は実家の鮮魚店を10年間、ビル管理会社は20年間経営しました。その後にようやく夢だった音楽プロデュース業を始めました」  こう語るのはテイクファイブ(東京都町田市)の市川豊社長だ。同社は...

つづきを読む

自分を生かす働き方を摸索しながら現在の事業に辿り着いた

清水 次朗

株式会社JP企画販売サービス 代表取締役 清水 次朗 様

元々、「いつかは社長になりたい」と考えていた清水社長は、自らの食への知識を武器に、昨年7月に同社を設立した。 19歳のころから家業の仕出し料理店を手伝っていた清水社長だが、店舗オーナーから立退きを命じられ、16年後に泣く泣く閉店してしまう。...

つづきを読む

“トッカン”の経験生かし財務・経営コンサルティングへ転身

堀内 章典

株式会社SKC 代表取締役 堀内 章典 様

「トッカン」と呼ばれる特別国税調査官の経験を生かし、財政面から経営コンサルティングを行っているのがSKC(東京都新宿区)の堀内章典社長だ。堀内社長は税務調査のためにさまざまな企業を訪問する中で、不正な財務状況も見てきた。しかしそのほとんどは...

つづきを読む

現在の利用会員数

21,603

調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
インターネット・アンケート調査

無料メールマガジン

キャンペーン情報や、助成金情報、交流会・セミナー等、起業家にとって役立つ情報を発信しています。

メールマガジンの詳細