更新日:2011.12.02
ウエストスタート株式会社 代表取締役 西端 望 氏
今回は「ウエストスタート株式会社」代表取締役の西端 望さんにお話を伺いました。西端さんは、中小企業診断士の資格を取得され、新製品コンサルタントとして人・法人向けに業務を行っています。
ウエストスタート株式会社
代表取締役 西端 望 様
Q1:なぜ起業しようと思いましたか?
いろんな理由がありましたが、大きくは以下の二つの理由で、人生のチャレンジをしてみようと思ったからです。一つ目は、企業前大手電機メーカーで25年間製品開発の仕事に従事していましたが、生産拠点の海外進出などにより、国内での業務が減少していきました。そんな中、これからは自分の今までの経験を活かし、新製品コンサルタントとしてもっと他の企業のお役に立てることをしたいと思った点です。また二つ目は私が40歳を過ぎてから初めて子供を授かり、この子が二十歳を過ぎる頃に自分は定年を迎えてしまうため、自分の子供が30歳になる頃までは父親が働いている姿をみせてあげたいと思った点です。
Q2:起業前(起業前の数ヵ月間)、起業後で苦労したことは何ですか。
前の会社を辞めてすぐに自分の会社を立ち上げましたが、その後中小企業診断士の資格を取るために診断士養成課程に進みました。そのため起業活動は中小企業診断士の資格を取ってからとなるのですが、起業前に苦労した点は養成課程での講座研修が厳しいくらいで、それほど苦労はありませんでした。
また起業後で苦労した点は、どこに営業して良いか全く分からず、とりあえず診断士の会合などに出席して営業先の情報を聞いたりしましたが、未だに営業については苦労しています。
Q3:Q2で経験した苦労はどのように解消しましたか?
未だに解消していませんが、とにかく人の集まるところにはしょっちゅう顔を出して、人脈を広げることをやっています。案件につながる事はまだ少ないですが、自分の営業スキルの向上にもなりますし、いろんな人の話を聞いて営業の参考にしています。また、今後は自分でセミナーを開催する予定でいますので、そのような場でも営業活動の場としていくつもりです。
Q4:起業して良かったと思うことは何ですか。
必ずしも良かった点とは言えないかもしれませんが、とにかく毎日がスリリングなこと。凹むことも多いですが、そこから得るものも多いです。二つ目に良かった点としては常に自分の成長を実感できること。新しいチャレンジになるわけですから、いろんな事を勉強する必要がありますし、起業してからも勉強以外で、特に対人関係からいろんな事を学ぶことができています。
Q5:これから起業しようと考えている方に対してアドバイスをするとしたらどのようなことですか?
この記事をご覧になっている方は長く会社勤めをやっている方だと思いますが、そのような方は今の会社勤めの中で起業に使えるものはなるべく使った方が良いと思います。人脈だったり、会社運営のノウハウだったりと会社では当たり前に使えたものが起業したら当たり前でなくなるので、起業した後のイメージを持ってなるべく準備した方が良いと思います。それと起業する目的、売上げの金額目標、計画はできるだけ綿密に立てるべきだと思います。綿密に立てることで頭の整理にもなりますし自分の決意にもなります。皆さんがんばって下さい。
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調査期間:2023年1月13日~2023年1月16日
調査元:JAPAN TRUST RESEARCH
対象:20代~60代の女性・男性(n=105)
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