Google広告は、インターネット広告の中でもよく利用されるもののひとつです。とくにディスプレイ広告は、その視覚的な要素を幅広くリーチできるため、多くの企業にとって欠かせないマーケティングツールとなっています。
そこでこの記事では、Google広告のサイズや種類をまとめたうえで、ディスプレイ広告の概要・必要なファイル形式・作成時の注意点などを詳しく解説します。
目次
1.Google広告のサイズ一覧
Google広告は、設定できる広告の形やサイズに決まりがあります。とくに、Googleが公式におすすめの画像サイズとして掲載しているのは以下の5種類です。
サイズ | 特徴 |
---|---|
300×250ピクセル | 小型で正方形に近いためパソコン・タブレット・スマートフォンのどれにも使えてYahoo!広告にも転用可能 |
728×90ピクセル | 横長でコンテンツに文章の一部のように配置できる |
160×600ピクセル | 左右サイドに配置しやすい縦長 |
320×50ピクセル | モバイル端末を使用するユーザーをターゲットにしている際はおすすめ |
300×600ピクセル | 縦長でYahoo!広告にも転用可能 |
これらの大きさの違いをうまく使い分け、ユーザーの注目を引くように配置し、コンバージョンにつなげることが大切です。
2.Google広告の種類
Google広告には以下のように、いくつかの種類があります。
テキスト広告
Googleの検索結果ページに表示され、ユーザーが入力したキーワードに基づいてターゲットを絞り込むことが可能です。シンプルでありながらも、特定の製品やサービスに対する直接的な関心があるユーザーに直接アプローチする効果的な手段です。
ディスプレイ広告
ウェブサイトやアプリ内で表示されるビジュアル要素を含む広告です。画像や動画を使用しているため、より視覚的な魅力を備えた広告を作成できます。ブランド認知度の向上や製品の特長を際立たせるのに適しているといえるでしょう。
動画広告
とくにYouTubeなどのプラットフォームで利用されています。ユーザーが動画コンテンツを視聴する最中に表示されるため、音声と映像を通じて強い印象を与えることができます。ブランドのストーリーテリングや製品のデモンストレーションに適しており、ユーザーの記憶に残りやすいのがメリットです。
3.Googleディスプレイ広告の拡張子とファイルサイズ
Googleディスプレイ広告では、使用できるファイル形式やサイズが決まっています。
- JPEG形式(.jpg/.jpeg) ○
- PNG形式(.png) ○
- GIF形式(.gif) ○
- BMP(.bmp) ×
- TIFF(.tif/.tiff) ×
- HEIC(.heic) ×
また、ファイルサイズ5MBまでに制限されています。基本的に画像の大きさが小さいため5MBを超えることは少ないですが、ファイルサイズが大きすぎる場合は圧縮処理などをおこないましょう。
4.ディスプレイ広告のバナーを作る時に必要なもの
それでは、実際にディスプレイ広告のバナーを作るには何が必要なのでしょうか。バナーを作成する際には、ユーザーの目を引くデザインが不可欠ですが、それに必要なのは高解像度の画像素材です。一般的に、バナーには「ブランドのロゴ」「キャッチーなコピー」「関連するイメージ画像」「誘導ボタン」などがバランスよく配置されています。そのため、高画質なこれらの素材を用意するようにしましょう。
5.Googleディスプレイ広告作成・入稿時に気を付けること
Googleディスプレイ広告作成・入稿時にはいくつかの注意点もあります。
まず、鍵となる広告デザインをしっかり考えることです。ディスプレイ広告の最大の強みはビジュアルであるため、ブランドのイメージを反映し、ターゲットとなるユーザーに強い印象を与えるバナーを制作しましょう。鮮明な画像と読みやすいフォントの使用、ブランドに合った色や画像の選択などをおこない、広告そのものの魅力を高めることが重要です。非常に重要です。
デザインにおいては、画像内のテキストを20%以下にしなければならないなどの規定もあるため、広告の要件をよく確認しておきましょう。
また、広告の対象となるオーディエンスの選定も重要なポイントです。ターゲットとなるユーザー層を明確に定義してその層に合ったコンテンツを作成することで、広告の効果が大きく向上するだけでなく、無駄な広告を表示しないためコスト削減につながります。Google広告ではさまざまなターゲティングオプションが提供されているため、これらを利用して効率よく関連性の高いユーザーにアプローチすることも可能です。
6.まとめ
Google広告は、ユーザーに視覚的に訴えられるという特徴から、デジタルマーケティングの中心的役割を果たしています。メッセージを明確にしたうえでブランドイメージに合ったデザインをするだけでなく、ターゲットもしっかりと分析することで効率的な広告運用が可能です。
ぜひポイントをおさえた上で「Googleディスプレイ広告」を有効活用してみてください。