失敗しない!SNS運用マニュアル ~意識するポイントや注意点~

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SNSを使ったマーケティングが積極的に行われてる近年。SNSは誰でも気軽に始められるので、スタートアップ企業や個人事業主でも活用できるのがメリットです。しかし、実際にビジネスでSNSを始めるにあたり、マニュアルの必要性についてきちんと理解できていない方も多いのではないでしょうか。今回は、SNS運用マニュアルを作成するメリットや作成手順などについて解説します。

1.SNS運用マニュアルとは

SNS運用マニュアルとは、ビジネスでSNS運用を行う際に担当者が用いるガイドラインのことです。SNS運用をする際は、運用方針やコンテンツ内容の方向性などを定める必要があります。あらかじめ方向性を決めないと投稿内容がブレてしまい、ターゲットに対して投稿内容が効果的に届かないからです。
マニュアルに沿ってSNSを運用することで、戦略的なSNSマーケティングが行えるようになります。運用手順を明確にしておくと、業務効率化につながるのもポイントです。また、あらかじめ投稿ルールや投稿時の注意点を決めておけば、SNS運用でのリスク回避にもつながるでしょう。

2.マニュアルを作成するメリット

SNS運用マニュアルを作成するメリットは、SNSアカウントのブランディングを統一できることです。SNS投稿では、ターゲットの興味や関心に合わせた内容を投稿することが大切です。投稿ごとに一貫性のないコンテンツを投稿して、SNSアカウントのイメージが変わってしまうと、「思っていたアカウントと違う」と思われて、固定ファンが付きづらいのです。
担当者の引き継ぎが楽になるというメリットもあります。SNS運用に関するルールをまとめておけば、新しい担当者に変わっても柔軟に対応することが可能です。運用しながら常にマニュアルを改善することで、いつ担当者が変わっても問題なく運用できる仕組みが整います。

3.SNSの種類

SNSといってもさまざまな種類があり、それぞれ特徴やユーザー層が異なります。自社のターゲットに合ったSNSを使うか使わないかで、拡散力が大きく異なるので注意しましょう。ユーザーが多い主要な4つを紹介します。

X(旧Twitter)

Xは、短文で投稿できるという手軽さから世界中の人に利用されているSNSです。気に入った投稿を手軽にリポスト(旧リツイート)して自分のタイムラインに流せるため、拡散力が高いことでも知られています。ユーザー層は10〜50代で、幅広い世代の方に利用されています。

Instagram

Instagramの最大の特徴は、ビジュアルを生かした投稿が得意という点です。他のSNSとは異なり画像や動画を大きく表示できるため、企業イメージや商品の魅力を伝えやすいといわれています。ユーザー層は10〜40代ですが、特に10〜20代の若い世代の利用者が多いです。

TikTok

TikTokは、短い動画を投稿できるSNSです。動画の再生時間が短いこともあり、隙間時間に気軽に投稿をチェックしてもらえます。主なユーザー層は10〜20代です。

Facebook

Facebookは、テキストや写真・動画を投稿できるSNSです。本名でアカウントを作成することもあり、ビジネス関連の投稿が多い傾向にあります。主なユーザー層は30〜40代で、共通の趣味を持つ人たちや仕事関係の人とつながる場として利用するケースが多いです。

4.マニュアル作成手順

マニュアルを作成する場合は、まずSNS運用に関する詳細を決めるところから始めましょう。ターゲット層を決めたり競合他社のSNSを分析したりして、どのSNSを使うか決定します。
事前に投稿テーマ投稿頻度といった詳細なルールも決めておきましょう。また、文章の書き方や言葉遣いを決めておくのも大切です。文章の書き方や画像の使い方などがルール化されていれば、複数の担当者で運用しても投稿のクオリティを保てます。

投稿内容が決まったら、チェックフローを定めます。投稿内容や画像・動画は適切か、誤字脱字がないかなど、作成者以外がダブルチェックする仕組みを整えて誤投稿などのトラブルを防ぎましょう。
運用規約の作成も重要です。企業側とユーザー間でトラブルが発生しないようにあらかじめ運用規約を明記しておけば、クレームなどにスムーズに対応することが可能です。

5.意識するポイントや注意点

SNS運用は1人ではなく、なるべく複数人体制で運用しましょう。担当者が1人しかいない場合、SNS運用で問題が発生してしまったときに迅速に対処できません。
また先程お伝えした通り、投稿内容の作成者以外にチェックする人がいないと、誤った内容で投稿してしまい炎上につながる可能性があります。SNSの内容に問題があれば、企業やブランドの信頼度の低下にもつながるかもしれません。万が一に備えて、炎上してしまった場合の対応方法もあらかじめ決めておくと安心です。慌てて誤った対応をしてしまうと、さらに炎上してしまう可能性があります。事前に対応方法を決めておけば、炎上が広がる前に冷静に対処できるはずです。

6.まとめ

ビジネスでSNSを運用する上で、SNS運用マニュアルは欠かせないツールです。マニュアルを元にSNSを運用すれば、誰が担当しても投稿内容のクオリティを一定に保つことができます。
SNS運用を考えているのであれば、本格的にSNS運用を始める前にまずはマニュアルを作成することをおすすめします。マニュアルを作成して、円滑にSNSを運用できるように準備しましょう。

Published by アントレサロン