バナー広告とは、Webサイトや動画コンテンツの決められた広告枠に掲載できる広告宣伝のことを言います。そしてバナー広告をクリックすると、広告を掲載した広告主が指定したLP(ランディングページ)に移動するのがバナー広告の特徴です。Yahoo!を利用しているときに画面の右上側の広告画像・動画やYouTubeのおすすめ動画欄に掲載される動画などがバナー広告に当たります。
ここではバナー広告を利用する際のポイントなどについて解説します。
目次
1.バナー広告の種類、他のWEB広告との違い
バナー広告の種類は純広告と運用型広告の主に2種類です。
1-1.純広告
純広告とは、事前に用意された枠に申し込み、購入して掲載する広告のことを言います。純広告のメリットは確実に広告枠に広告が掲載されることでしょう。
1-2.運用型広告
それに対して運用型広告とは、入札した金額や掲載方式など様々な条件に応じてサービス内の広告枠を購入する方法を言います。この運用型広告は、入札しても必ずしも広告枠を購入できるとは限りませんし、購入できたとしてもどこに広告が掲載されるかはわからないのがデメリットです。
ただ、掲載するサービスとの関連性なども掲載の際に加味されるので、ターゲティングがはっきりしている広告だと、ピンポイントでターゲットにアプローチできるというメリットがあります。
1-3.リスティング広告
バナー広告と混同されやすいリスティング広告やディスプレイ広告などが挙げられるでしょう。リスティング広告とは検索エンジンで検索した際に画面の上下に掲載される広告のことを言います。バナー広告は画像や動画なのに対し、リスティング広告はテキスト形式である点がこの2つの違いと言えるでしょう。
1-4.ディスプレイ広告
次にディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリケーションの決められた広告枠に掲載する広告を言います。したがってバナー広告とディスプレイ広告とは異なるものではなく、バナー広告はディスプレイ広告の一種と言えます。
2.バナー広告のメリット、デメリット
2-1.メリット
バナー広告のメリットには、テキストだけでなく画像や動画も用いることでユーザーに対してよりわかりやすく広告を届けられることが挙げられるでしょう。やはり画像や動画など視覚的にアプローチできるものは、パッと見ただけで多くの情報を届けられます。そのため、サービスに興味を持っていない人にも気軽に興味を持ってもらうきっかけになるでしょう。
また、しっかりターゲティングを行い、掲載先に自社のサービス無いように関連したものを選ぶことで、効率的にターゲットに広告を届けられるのもバナー広告のメリットです。特に規模の大きなサイトに広告が掲載されれば、一気にサービスの認知度が向上することも期待できます。
2-2.デメリット
ただ、バナー広告にはコンバージョン率が低いというデメリットもあります。
ユーザーの中には必要な情報だけを求めてWebサイトやアプリケーションを利用している人も多く、広告は邪魔なものと思われてしまいがちです。そのため、広告をクリックしてもらえず無駄になってしまうバナー広告も少なくありません。成功した場合と失敗した場合の差も大きく、他の広告と併用して成果につなげる必要があります。
3.バナー広告の費用形態
バナー広告の料金形態にはクリック課金型・インプレッション課金型・成果報酬型・期間保証型の4種類があります。
3-1.クリック課金型
クリック課金型はその名の通りユーザーにクリックされる度に料金が発生する課金タイプです。クリック課金型は広告費とクリック回数が比例するので、費用と効果のバランスが良いと言えるでしょう。
3-2.インプレッション課金型
インプレッション課金型はユーザーが広告をクリックするかどうかに関係なく、バナー広告が表示される度に料金が発生する仕組みの広告です。こちらは料金とユーザーのアクションが関係しないものなので、広告費の予算を組みやすいのが便利でしょう。
3-3.成果報酬型
成果報酬型では商品の購入などコンバージョンに繋がった際に料金が発生します。完全に成果が発生しない限り料金も発生しないので、無駄なお金を払う必要がないのが成果報酬型のメリットでしょう。
3-4.期間保証型
そして期間保証型は、決められた期間決められた枠に広告を掲載する料金形態を言います。料金が固定なので、こちらも予算を組みやすいでしょう。
この4つの料金形態は一長一短です。そのため、広告の規模や特徴に合わせて適切な料金形態を選んでください。
4.効果的なバナーの作成ポイント
バナーを作成するにあたっては、商品やサービスの魅力を伝えるだけでなく、ユーザーが商品やサービスを使うことでどんなメリットを享受できるのかについてもアピールすることが大切です。まったく知らない、興味もないサービスの内容が表示されても、ユーザーは目を向けてくれないでしょう。そこでユーザーにとってどんなメリットがあるのかを広告主側が提示することで、ユーザーに当事者意識が産まれ、コンバージョンに繋がることがきたいできます。
バナー広告はしっかりデザインを理解している人が作らないと、ユーザーの目に留まりません。したがって、チームの中にデザインのち県を持っている人がいなかったり、なかなかバナー広告の効果が出なかったりする場合は無理をせずにフリーランスに外注をするのも良いでしょう。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。広告費はどれにいくらかけるかで効果が大きく変わりますが、何を使えばよいかがわからない場合は、最初から高額の広告費をかけずに、少しずつ試して効果を確認していくことが大切といえます。