ホームページやブログを制作する時に欠かせないのが、レンタルサーバーです。
創業当初、経費を抑えるために自社でホームページを立ち上げようと考えている方には、どのレンタルサーバーを選べばよいか迷っている人もいるかもしれません。
今回はレンタルサーバー選びに迷っている人に向けて、レンタルサーバーを選ぶ時のポイントや、関連用語などについて解説していきます。
目次
1. レンタルサーバーとはどういうもの?
レンタルサーバーとは、ホームページを制作する時に必要になるサーバーを貸し出すサービスです。
制作したホームページをネット上に公開するためには、サーバーを用意しなければなりません。サーバーは自作することもできますが、専門的な知識やスキルが必要ですし、作るのに時間と労力がかかってしまうため、レンタルサーバーを利用してホームページを作る人が多くなっています。
お試し期間として数か月無料で利用できるものもあります。
2. レンタルサーバーを選ぶ時のポイント
(1) 費用に注目して選ぶ!
無料で利用できるレンタルサーバーもありますが、初期費用や月額料金がかかりますが、安くて速くセキュリティ上も安心できるサービスも多いです。
レンタルサーバーには、複数の利用者でサーバーを共有する共有型や、1つのサーバーを1ユーザーで専有できる専用サーバーなどの種類があり、かかる費用も変わってきます。そのため、目的に合わせて選ぶことがおすすめです。
(2) 性能や機能を見よう!
性能や機能を見て選ぶことも大切です。性能が低いレンタルサーバーを選んでしまうと、サイトの表示速度が遅くなったり、容量の大きい動画をアップできなかったり、様々なトラブルが起こります。
ディスク容量は十分か、SSLに対応しているか、Wordpressの導入はできるかなどをチェックしておきましょう。SSL化できるレンタルサーバーであれば、セキュリティが高くなるため安心してホームページを運用できます。万が一に備えて、自動バックアップの有無も確認しておきましょう。
(3) サポート体制も大切!
サポート体制が充実しているレンタルサーバーであれば、トラブルが起こった時にすぐに対応できるので安心です。レンタルサーバーによっては、メール対応のみになっているところがあります。直接電話でサポートしてもらいたい人は、電話対応してくれるレンタルサーバーを選ぶとよいでしょう。
サーバーのトラブルはいつ起こるか分かりません。ホームページが長期間ダウンすると信用問題にも関わってくるので、すぐ対応できるように24時間トラブルサポートがあるレンタルサーバーを選ぶと安心です。中には、いつでも気軽に相談できる、チャット受け付けを行っているレンタルサーバーもあります。バックアップ復旧を行ってくれるレンタルサーバーであれば、万が一データが消えてしまった時に、復元がしやすくなるのでおすすめです。
3. レンタルサーバーおすすめ10選
特に有名なレンタルサーバーのうち、初心者の方にもおすすめのレンタルサーバーをご紹介します。
No | サービス名 | 初期費用 | 月額費用 (税込) |
ディスク 容量 |
メール アドレス 登録数 |
無料 お試し |
速度 | 紹介 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ConoHa WING (GMOインターネット株式会社) |
無料 | 880円 | 300GB | 無制限 | – | 超高速 | ConoHa WINGは、国内トップクラスの最速レンタルサーバーで、高い安定性とセキュリティ性、WordPressに特化した充実した機能がある。 |
2 | wpX Speed (エックスサーバー株式会社) |
無料 | 1,320円 | 200GB | 無制限 | なし | 超高速 | WordPressの高速化・安定化を支える機能や便利機能を多数搭載!超高速クラウド型レンタルサーバーです。 |
3 | Xserver (エックスサーバー株式会社) |
無料 | 990円 | 300GB | 無制限 | あり | 高速 | 国内トップのサーバー速度を誇る高性能レンタルサーバーで、運用サイト数も230万件を突破するコストパフォーマンスに優れています。 |
4 | mixhost (アズポケット株式会社) |
無料 | 990円 | 400GB | 無制限 | – | 高速 | 全てのプランでピュアSSD、LiteSpeed採用の高速サーバーを採用、WordPressが快適に使えます! |
5 | ロリポップ (GMOペパボ株式会社) |
無料 | 550円 | 400GB | 20個 | あり | 標準 | 初心者でも使いやすくリーズナブルな料金設定、管理画面も見やすく各種サービスも充実している。 |
6 | XREA (GMOデジロック株式会社) |
無料 | 210円 | 100GB | 100個 | あり | 標準 | 無料から使える高機能・高品質レンタルサーバーで、Webサイト・ブログ運営を安く始めるならXREA。 |
7 | リトルサーバ (株式会社リトルネットワーク) |
920円 | 150円 | 20GB | 20個 | あり | 標準 | 低価格と、平均以上の性能を備えたコストパフォーマンスを徹底追及したレンタルサーバーです。 |
8 | スターサーバー (ネットオウル株式会社) |
無料 | 220円 | 160GB | 500個 | あり | 標準 | 月額料金が安く、初心者や固定費を出来るだけ下げたい方におすすめのレンタルサーバーです |
9 | ColorfulBox (株式会社カラフルラボ) |
無料 | 528円 | 150GB | 無制限 | あり | 標準 | 全プラン最新のSSD、LiteSpeedを採用することで、あらゆる運用規模に対応する柔軟なレンタルサーバーです。 |
10 | さくらのレンタルサーバー (さくらインターネット株式会社) |
無料 | 900円 | 300GB | 無制限 | あり | 標準 | 趣味のブログからお店や会社のWebサイトまで多くの方に支持され、利用件数は48万件を突破しています。 |
4. 独自ドメインとは?取得するメリット
ドメインというのは「インターネット上の住所」のことです。
ホームページを公開する時には、「https://○○○○.com」のようなアドレスが必要になりますが、ドメインによってアドレスが変わります。また、日本では「.com」「.net」「co.jp」「.org」「.biz」「.jp」の6種類は非常に有名です。
このアドレスを自由に設定できるのが「独自ドメイン」です。通常固定のアドレスが割り当てられますが、独自ドメインを取得すれば自社のブランド名などをアドレスにすることができます。取得のメリットは、「信頼性の証明になる」、「自社ブランドとして資産として長く使える」、「競合他社のドメイン占拠の対策ができる」などの理由があります。
取得方法には、レンタルサーバー会社のサービス中でドメイン取得ができるところもありますし、ドメインを中心に提供しているドメイン取得サービス会社もあります。以下の2社は、知名度、サービス内容、価格面など総合的におすすめのサービスです。初期費用、年間の維持費用、利用しやすさが判断基準になります。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
お名前.com (GMOインターネットグループ株式会社) |
国内シェアNo.1のドメイン登録サービスで登録実績2,700万件。個人から中小企業、大企業まで幅広く利用されています。 1)年間1円(税込)から独自ドメインの取得が可能 2)600種類以上のドメインを取扱い 3)国内最大級のドメイン登録実績 4)24時間365日のサポートを全ユーザーに無料で提供 等 |
ムームードメイン (GMOペパボ株式会社) |
初心者でも簡単にドメイン設定ができる機能と、手軽に取得していただける価格帯で、個人の方を中心に多くのお客様にご利用いただいております。 1)年間69円〜の格安でドメイン取得が可能 2)ムームーDNSを利用すれば、1つのドメインで複数のサービスが利用可能 3)自動更新設定が可能で、ドメインの管理が楽々 等 |
5. WordPressとは
WordPress(ワードプレス)は、世界で圧倒的なシェアを誇るオープンソースソフトウェアのCMS(コンテンツ管理システム)です。簡単に言うとホームページを簡単に作れるソフトウェアで、ネット上にある4分の1を超えるサイトがWordPressで作られていると言われるほど、多くの人に利用されています。
その特徴は、専門的な知識がなくても記事の作成や更新ができるという点です。
管理画面にアクセスし、文字の入力や画像の追加をするだけで、簡単に記事やページを作成できます。ライセンスフリーのオープンソースソフトウェアで、無料で使えるというのも魅力です。
6. 知っておきたいレンタルサーバー関連用語
SSL
SSLとは、データを暗号化して送受信する仕組みです。「Secure Socket Layer」の略で、クレジットカード番号や個人情報を取り扱うWebサイトで広く利用されています。データ盗聴や改ざんの防止になります。
見分け方は、URLが「https」で、「s」が付いているサイトになっています。
共用SSL
共用SSLは、複数のユーザーでSSLを共有することです。メリットは、「SSLサーバ証明書」の取得や更新手続きが不要で無料である点です。
サブドメイン
サブドメインとは、ドメインを区分けするものです。1つのドメインを複数に分割する際に、サブドメインが用いられます。
CGI
CGIとは「Common Gateway Interface」の略、サーバーがクライアントからの要求に応じてプログラムを実行する仕組みのことで、Webの初期から用いられています。
CMS
CMSは「Contents Management System」のことで、ホームページ上で使われるテキストや画像を保存したり管理したりするシステムです。
ネームサーバー
ネームサーバーは「DNSサーバー」とも呼ばれるもので、Webサーバーやメールサーバーを結びつけるために必要になります。
PHP
PHPはスクリプト言語の一種で、動的にWebページを生成することができます。
MySQL
MySQLは、Oracleが開発するオープンソースのSQLリレーショナル・データベース管理システムです。
マルチドメイン
マルチドメインは、1つのレンタルサーバーで複数のドメインを使い分けることができるものです。