SNS利用者が急増していることを受け、SNSをマーケティングに活用する動きが広がっています。中でも、Instagramは広告・宣伝にうってつけのツールとして人気が高まっています。
ここでは、Instagramをマーケティングや広告戦略に活かすのに役立つ情報を取り上げます。これからInstagramを利用してマーケティングを行う方は参考にしてみましょう!
目次
Instagramを使って効果的に運用していくのに大事なこととは?
SNSをビジネスに活かすには、使う予定のツール(今回はInstagram)の特徴や現時点での活用のされ方を理解することが重要になります。そのうえで、活用するメリットや、マーケティングに活用できる機能、理解しておくべきデメリットを頭に置き、運用を進めていくと良いでしょう。
Instagramは、主に写真・画像・動画を通してコミュニケーションを行うSNSです。画像や動画は加工・編集が可能で、シェア機能は少ないものの、他のSNSツールと連携がとりやすいため、ビジネスに活用する企業が増加しています。
2019年3月時点の調査によると、国内のInstagramの利用者数は3,300万人を突破しています。単純に計算しただけでも、国民の4分の1が利用していることになります。利用者の年代は20代が約80パーセント、10代が70パーセント超と多いですが、30代が57パーセント超、40代が約50パーセント、50代が38パーセントほどと高い割合で利用していることがわかります。
総務省が2022年に実施した調査によると、10代から60代の性別によるInstagramの利用率は、男性が42.3パーセント、女性が54.8パーセントと、女性の利用率が高めに推移しています。
Instagramを活用するメリット
Instagramをマーケティングで活用するメリットは主に4つあります。
①商品の良さが伝わりやすい
まず一つは、動画を使うことで商品の良さが伝わりやすいことです。Instagramは画像や動画に関する機能が充実しているため、他のSNSツールよりも商品やサービスの特徴を効果的にアピールできます。
②若者向けの広告宣伝に威力を発揮
また、Instagramは若い年代の利用率が高いため、若者向けの広告宣伝に威力を発揮します。Instagramにはショッピング機能が追加されましたが、気になる商品を見つけた際、ダイレクトに販売ページに遷移して購入できる手軽さが若者に受けています。
③初心者でも簡単にアピールできる
Instagramは直感的な操作が可能なSNSツールであるため、初心者でも簡単に自社製品やサービスをアピールできる点もメリットと言えるでしょう。魅力的な写真やセンスある動画をスピーディーに載せると、顧客の興味や関心を引くことができます。
④ブランディング戦略に活かせる
Instagramに投稿する写真や動画を通して、企業のイメージを伝え、ブランディング戦略に活かせるのも利点です。メインカラーを統一するなどして、企業の世界観を明確に伝えられれば、固定客の増加や売上アップも期待できます。
Instagramのデメリット
Instagramによるマーケティングには気を付けるべき点もあります。
まず、炎上リスクがあることに注意が必要でしょう。これはInstagramに限らずSNS全般に言えることですが、最新の注意や配慮を払わないと不適切な表現とみなされ、攻撃が攻撃を生むスパイラルに陥る場合があります。Instagramは「インスタ映え」という表現があるように、実態がある商品の宣伝に向いています。Webサービスや金融商品などには不向きであることも思いに止めておきましょう。
Instagramにアップした写真や動画は悪用される可能性があることもデメリットです。
Instagramでマーケティングするポイント
ここでは、マーケティングに役立つ主な機能をご紹介します。初心者でもわかりやすいように機能の有用性や期待できる効果を含めて説明します。
①リール動画
まず最初に挙げたいのがリール動画です。15秒あるいは30秒の短縮された動画のことで、スマートフォンの画面いっぱいに動画が表示されます。テレビのコマーシャルと同じ長さで、しかも流されている動画以外は表示されないため、広告宣伝に高い効果を発揮するでしょう。
②ハッシュタグ
ハッシュタグはInstagramを代表する機能ですが、閲覧数や集客数を高めるのに役立ちます。Instagram自体は拡散力が強くないため、ハッシュタグをつけて検索からユーザーの流入を促し、認知度をアップさせることができます。
③投稿
投稿も活用したい機能の一つです。これは、自社アカウントの過去の投稿を広告として出稿できる機能になります。一つの広告を作成するには膨大な時間と費用がかかりますが、投稿機能を使うことで宣伝におけるコストパフォーマンスを上げることができるでしょう。
まとめ
Instagram広告は企業の強い味方になる機能です。Instagramは匿名性が低いFacebookと紐づいているため、ターゲットを絞って広告宣伝を行うのに役立ちます。行動データを元にターゲットを設定できるのも魅力です。Instagram広告は他の宣伝媒体に比べて低予算で始められるため、失敗を恐れずにスタートでき、反応を見ながら改善を図っていくことも可能です。
Instagramは、写真や動画など視覚に訴えることで効果的にマーケティングができます。他のSNSに比べて拡散力は強くないものの、広告宣伝に役立つ機能が充実しています。
炎上が発生しやすいなど運営には最新の注意が必要なものの、低予算で始められ、改善を図ることで徐々に効果を高めていける点が魅力です。ぜひ、Instagramを利用してマーケティングを行ってみましょう!