ビジネスイベントを探していると目にすることが多い「ワークショップ」・・・
そもそもワークショップとはどのようなものなのでしょうか?
実際、知っているようでよくわかっていないという方も多く、参加してみて「思っていたのと違った」ということもあるようです。この機会に「ワークショップ」と「セミナー」についてお伝えしたいと思います。
目次
そもそもワークショップとは?
ワークショップとは「参加型・体験型の学習の場」を言います。
もともとは演劇や美術の世界でよく行われていた方法で、その分野に興味を抱いた方や子供を集め、与えられた課題の解決や創作活動を行いながら学んでいくというものでした。企業が主催する「参加型・体験学習をする場」としてビジネス系のワークショップが開催されるようになったのは近年です。
ビジネス系のワークショップは、参加者それぞれの課題を見つけていき、考えながら解決をしていくイメージのものが多く、「ワークショップ型のセミナー」というような言い方をされることもあります。
ワークショップのメリット
ワークショップのメリットは、参加者の意見、悩み、要望を直に聞き出しながらレクチャーできることです。また、自分たちで決めたり、自分たちが作ったりすることで達成感を味わうことができます。
主催者が決めたテーマに基づいて、「○○をする方法」といったように、やり方を学ぶようなワークショップでは、参加者が抱えている問題を整理し、参加者自ら積極的に参加することで、一体感も生まれやすくなります。
また、商品そのものを使って何かを作るというようなワークショップの場合、商品のプロモーションも兼ねることができます。
ワークショップで起こりがちな問題
よくあるケースですが、一体となって何か問題を解決したり、作ったりすることで達成感を味わうことができますが、あまり積極的に参加しなくても「なんとなく達成した」というように成果がうやむやになってしまうことがあります。
主催者は、参加者の皆さんが、積極的に自ら考え、しっかり理解してもらう環境づくりと工夫が必要です。
セミナーとは
セミナーは、特定のテーマについて「関心のある人達に直接訴える場」です。
ビジネスの世界で行われるものは、テーマに関心があるという方を20~50人程度集め、専門家や有識者が講師として話をするというスタイルが多いです。
途中で質疑の時間を設け、積極的に質問を受ける形が一般的です。またセミナーの中には、終了後に個別相談を行うようなケースもあります。
セミナーのメリット
セミナーには以下のようなメリットがあります。
- 専門的な知識をわかりやすく伝えることで、自身のブランディングができる
- 動画など、プロモーションに活用できる
- 口コミや紹介に繋がる
セミナー参加者は、セミナーのテーマやその分野に関心があり、学びたいという積極的な姿勢で参加します。そのため、実績を重ねることで、大規模な広告に頼ることなく、優良な見込み客を多く集めることができるのです。
また、自社の商品・サービスを直接売り込むのが苦手という方も、自社の信頼、講師自身の信頼を感じてもらうことができれば、商品に対する価値や信頼も上がり、営業効率アップにつながります。
ワークショップとセミナーの違い
セミナーは講師により一方的に受講生に教えるという形式です。しかしワークショップは、参加者が自発的に取り組めるような空間を作り、一人ひとりの意見をくみ取りながら双方向のコミュニケーションを大切にするスタイルという点で違いがあります。
ワークショップ、セミナーを開催する方法
1.目的を明確に
まずは、何のために開催するか目的を明確にすることです。
- 参加者に情報を提供し、周知したい
- 見込み客づくりのために行いたい
- 関連する商品などを販売したい
- 自身のファンをつくりたい
何のためにするかをよく考え、ワークショップとセミナーどちらに向いているのかを考えましょう。
2.集客のためにどんなテーマを設定するべきか熟慮
他では得ることのできない貴重な情報や時流に合った情報を発信できれば理想的です。気を付けないといけないことは、「テーマ」と「内容」を一致させることです。
テーマに惹かれて参加した方も、テーマと内容にずれがあると不満を感じてしまうでしょう。
ワークショップやセミナーのテーマを考えたら、内容を考え、シナリオ作りをします。シナリオ作りが終わったら、今一度テーマと合っているかを確かめましょう。
3.初期段階ではテーマが良くてもなかなか集客が難しい
初期段階では、実績もなく、開催の告知だけでは集客は難しいかもしれません。
そのような時には、以下のように注目を集める方法を考える必要もあるでしょう。
- 有名講師をゲストに招く、もしくは共催する
- 広告を出す
- SNS(Facebook、LINEなど)を活用する
- 知り合いにメールする
また、開催する場所も集客には重要です。駅からのアクセスが良く、設備が整っているレンタルオフィスや貸会議室などの利用がおススメです。(弊社のアントレサロンが特におすすめです!!)
最後に
いかがでしたか。これまでセミナーやワークショップに何となく参加していたという方も多いのではないでしょうか。主催するにしても、参加するにしても、しっかりと成果を求める為には、その違いを理解しておくことは大切ですね。