マーケティングにおいて、ホームページ、ブログ、SNSといったWebの活用は今や必須といっても過言ではありません。とはいえ、実際に上手く利用するにはどうしたらいいか分からず、苦手意識をもっているという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「苦手」と思っていた方や「いまさら聞けない」と思っている方に、押さえておくべきWebのツールや知識の活用法についてお伝えします。
目次
Webマーケティングとは
そもそもWebマーケティングというのはなんでしょうか。
Webマーケティングとは、Webサイトなどを用いて行うマーケティングのことを言います。
わかりやすくイメージをお伝えすると、
“広告などを行い集客する活動と、顧客に商品やサービスを勧める販売活動を、全てWeb上で行う”
ということです。
近年、魅力的な商品やサービスをインターネット上でアピールする企業が増えています。
特にソーシャルメディアなどを活用したコミュニケーションが盛んになり、これまで対面で築いていた顧客との関係性もインターネットの活用でより親密にすることが可能となり、多くの企業がビジネスチャンスを広げています。
いまさら聞けない「マーケティングの基礎」
Webマーケティングを行う上で、マーケティングの基本は押さえておく必要があります。
基本を押さえることで、どんな方法が有効なのか、またどのような工夫をするべきなのかが見えてきます。
では基本とは何か?
“顧客にとって価値ある商品・サービスを提供すること” です。
そのために4つ押さえておきたいポイントがあります。
【ポイント1】顧客にとって「価値あるもの」とは?
よく「僕は商品力には自信がある、どんなお客様にも魅力的に感じてもらえると自負している」とおっしゃる方がいます。しかし、それを購入する顧客の目線で考えた時、本当にその商品自体が欲しいと思うから購入するのでしょうか?
たとえば、朝の出勤前にコーヒーを飲む習慣がある方だったらどうでしょう?
コーヒーという飲み物を選ぶ理由は、コーヒーによって「リラックス」したいとか、「眠気を覚ます」という結果が欲しいのです。
また、交通手段として電車を選ぶ方だったらどうでしょうか?
到着する「時間が見込める」、自分で運転しないので移動時間に「他のことができる」など、電車に乗ることでもたらされる結果が欲しいということになります。
つまりは、「リラックス」「眠気を覚ます」「時間が見込める」「他のことができる」といったことが顧客にとっての価値ということになります。
マーケティング用語でいうと、顧客が商品から得られるメリットという意味で「ベネフィット」と言います。
【ポイント2】競合に負けず、顧客にとってより価値のあることを提供するには?
「顧客にとっての価値を提供すれば買ってもらえるのか?」
ポイント1を読んだ方の中には、そう思った方もいらっしゃると思いますが、実際そういうわけにもいきません。
顧客に求められる商品やサービスには、必ずと言っていいほど競合がいます。
競合と全く同じものを売るとなると、顧客は安い方を買いたくなります。価格競争をしても事業を継続していけるのならそれもいいのかもしれませんが、体力勝負は厳しいです。
それよりも「あなたの商品」だから買ってもらえるよう、他社との違いを顧客に訴えることが重要です。
「どうやって?何を差別化するの?」
差別化のポイントは事業を行う「あなた自身の強み」を見つけることです。
さらに「自分の強み」と思うことと、社会情勢や流行、口コミ情報など、自分にとって「機会」と思えることが重なるような商品・サービスを顧客に提供すること。
『自分の強みを活かした戦略』を考えることが差別化となっていくのです。
それでもなかなか見つからないという方は、自分が弱みと思うことの「真逆のこと」を探してみることも方法の一つです。
【ポイント3】顧客を選ぶ(ターゲットを決める)ことの重要性
ここまでで、「自分の強みを活かした戦略が大事であることは分かった!しかしそれでもしっくりこない…」という方もいらっしゃるでしょう。
それは、“自分の強みを活かした商品・サービスの価値を評価するお客様”つまりはターゲットがぼやけているからです。
せっかく強みを活かす商品・サービスを考えたとしても、世の中にはそれを評価する人としない人が存在します。
だれかれ構わず提供しようとしても、時間と労力とお金だけがかかってしまいます。
だからこそ“自分の商品・サービスを評価し、求めてくれる顧客”を想定して絞り込み、より売れる確率の高い顧客に販売していくことが重要なのです。
【ポイント4】顧客に「価値あるもの」を提供する仕組みについて考える
ポイント3まで読んだ方は、少し自信がついたのではないでしょうか?
しかしまだ重要なことが欠けています。
ここで、マーケティングの基礎用語として4Pについて少し説明しておきます。
以下の①~④の頭文字をとって4Pと言います。
①Product(製品) | 商品・サービス |
---|---|
②Price(価格) | 値段・価格 |
③Promotion(販促) | 広告などを含む売り方 |
④Placement(流通) | 販路 |
ポイントは、あなたの強みを評価する顧客に訴えられるような4Pはどんなものかを考え、商品をどうやって知ってもらい、顧客に届けるかといったように、具体的な仕組を検討することです。
【最後に】なぜWebマーケティングがいいの?
Webマーケティングを活用するメリットは、以下のことがわかる点にあります。
- どの広告からどれだけ集客できたか?
- 誰がどのページを訪れたか?
- 訪れた回数や滞在時間はどのくらいか?
そうした結果を基に、発信する情報の見せ方などを工夫し、集客アップや販売実績のアップに導くことが可能なのです。
様々な集客方法から、自身の商品やサービスにあったものを選び効果を検証できるので、むやみにコストをかけずに活動ができます。
まだWebマーケティングを活用していないという方は、是非実践してみてください。