【2023年版】03固定電話の取得方法をまるっと解説!電話転送サービスを活用

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ビジネスでは、一本の電話に出られないことで機会損失が発生する恐れがあります。一度であれば挽回もできるでしょうが、繰り返し発生すれば事業の先行きに悪影響を与えかねません。
電話転送サービスを導入すれば、そうした機会損失を防ぐことができます。今回の記事では、電話転送サービスの導入を検討している起業家に向けて、電話転送サービスに関する基本的な知識から、市外局番や050番号などについても解説します。

1. 電話転送サービスとは

電話転送サービスとは、事業用の電話番号を業者から提供してもらい、取引先や顧客から電話がかかってきたときには登録してある携帯電話や固定電話の番号に転送をするサービスです。
電話がオフィスだけにしか通じない場合、社員が外出していると対応できずに相手を不快にさせることが起きてしまうでしょう。その点、電話転送サービスを導入していれば、社員がどこにいようとも、電話の対応ができます。重要な用件を聞き逃すことはなくなればビジネスチャンスを掴みやすくなりますし、電話に必ず出ることで相手の満足度を高め信用を得ることができます。

電話転送サービスには、仕事用とプライベート用で電話を分けずに済むという利点もあります。携帯電話を仕事用とプライベート用で使い分けるために二台持ちをすると、持ち運びや充電の手間がかかってしまうので面倒です。
電話転送サービスを導入してプライベートの携帯電話に、仕事の電話が転送されるように設定しておけば、一台で二役をこなせるようになります。この場合、プライベート用の電話番号を仕事関係の人に教える必要がないので公私の区別をつけやすくなります。

2. 固定電話との違いは?

固定電話電話転送サービスの違いは、まず導入時の費用が挙げられます。新規で固定電話を利用するためには、施設設置負担金と契約料を支払い、電話加入権を得なければいけません。さらに電話を購入し設置するための費用も必要となります。4万円前後の初期費用を支払うことになるでしょう。
一方で電話転送サービスの導入では、電話加入権を得る必要はなく、転送先は既に持っている電話に設定できるので回線工事等も不要です。契約時に初期費用を支払わなければいけませんが、数千円程度で済むので固定電話ほどの金額にはなりません。
事業を始めたばかりでまだ資金に余裕がない会社でも、電話転送サービスならば導入しやすいです。

他にも利用できる市外局番が違います。固定電話は、東京が所在地ならば03電話番号、横浜が所在地ならば045電話番号と決まっています。所在地以外の地域の市外局番を使うことができません。利用したい市外局番があるならば、その地域に引っ越して電話回線を引き新たに電話番号を取得しなければならないでしょう。
電話転送サービスの場合は、利用する業者が対応しているのであれば、03電話番号でも045電話番号でも好きな市外局番を使うことができます。

手持ちのスマホで仕事用の電話を受けるとき、携帯電話の番号は固定電話よりも信用されにくいという問題があります。携帯電話の番号は、固定電話よりも手軽に扱える分、いつ通じなくなるのかわからないといったことが理由です。導入費用がかかって簡単にはなくならない固定電話が連絡先であったほうが、取引先としても安心できるのでしょう。
しかしながら、電話転送サービスを利用すれば、スマホでも市外局番を利用できるようになります。電話転送サービスを利用していることは、相手にわからないので固定電話と変わらぬ信用を得る事ができるでしょう。

3.おすすめの電話転送サービス

電話転送サービスはどんどん増えてきています。
各社特色があるので、比較をして是非ご自身に合うサービスをご検討ください。

03電話転送サービス

03電話番号にかかってきた電話をお客様ご指定の携帯電話や固定電話などに自動転送するサービスです。
電話工事が不要なので、工事費がかからず、注文いただいた日の翌営業日に番号を取得できます。
初期費用、運用コストを抑えたい方、急いで番号を取得したい方におすすめです。

初期費用 0円
月額料金 1,000円+通話料(税抜)
サービス提供元 銀座セカンドライフ株式会社

専用電話番号提供サービス

03、045、044、048の番号が発番可能で、かかってきた電話を、お客様ご指定の電話(固定電話や携帯電話)に自動転送するサービスです。
また、お客様の携帯電話や固定電話の電話機からかけて、相手先には御社の専用電話番号が表示されるように発信することもできます。
受信も発信も使いたい方におすすめです。

初期費用 5,000円(税抜)
月額料金 4,000円+通話料(税抜)
サービス提供元 銀座セカンドライフ株式会社

050電話番号提供サービス

050電話番号にかかってきた電話を、お客様ご指定の電話(固定電話や携帯電話)に自動転送するサービスです。また、ご自身の携帯電話からかけた際 、相手方の電話機に御社の050電話番号が着信表示されるようにすることもできます。
受信も発信も使いたい方、運用コストを抑えたい方、地域の市外局番関係ない番号を使いたい方におすすめです。
また、FAX番号の提供の行っているので、事業でFAXを使う方は合わせて申込が可能です。

初期費用 1,500円(税抜)
月額料金 1,800円+通話料(税抜)
サービス提供元 銀座セカンドライフ株式会社

03plus(ゼロサンプラス)

固定電話機不要でスマホに専用アプリを入れるだけで固定電話が使えるサービスです。
新規事業立ち上げや、これから開業される方など、主にビジネス用途として、幅広いお客様からご支持いただいおり、現在の利用者は、5,000ユーザー以上を突破しています。

初期費用 5,000円(税抜)
月額料金 980円~+通話料(税抜)
サービス提供元 株式会社グラントン

Toones(ツーネス)

お客様に固定電話番号を貸与し、そこに着信した通話を24時間365日所定の転送先電話番号へ通話を転送するサービスとなります。提供番号を相手側に通知して発信する事もできるので、起業時やフリーランスで開業する際に、名刺や各種届等の代表番号として使う事が多くあります。
場所や状況を問わず対応が可能な転送電話です。

初期費用 3,120円
※1p=1円のポイント購入制
月額料金 1,050円+通話料
※1p=1円のポイント購入制
サービス提供元 株式会社Karigo

4. 市外局番のメリット、デメリット

市外局番のメリットは、オフィスの所在地を相手にわかってもらえるという信頼性にあります。所在地というのは、信用に大きく影響を与える要因です。
一般的に、地方の会社よりも東京のような大都市にある会社の方が信用してもらえます。連絡先として東京の03電話番号や横浜の045電話番号を使うことで、初対面の相手からの信用を得やすくなります。
また、IP電話のように市外局番のない電話番号を使っていると、どこにオフィスがあるのか分かりにくく、怪しい会社だと思われてしまいます。市外局番があるというだけで、確かに存在している会社だという印象を与えることができるでしょう。

それに対して市外局番のデメリットは、オフィスが別の地域に移転したとき、電話会社の管轄が同じであれば電話番号を変更せずに済みますが、管轄が変われば電話番号も変わります。電話番号を変えるとなれば、付き合いのある相手に連絡をしなければいけませんし、ホームページや資料なども新しい電話番号に変えなければけないでしょう。
もし、連絡漏れや変更漏れがあれば、古い電話番号に重要な電話がかかってくる可能性があり、機会損失が発生する恐れがあります。

5. 050番号とは

050番号とは、アナログ回線を利用する固定電話とは違いインターネット回線を利用するインターネット電話です。050番号は、インターネット回線はアナログ回線よりも維持費が安いので、月額料金を抑えられます。
市外局番のように電話回線のある地域を示す市外局番から始まる電話番号を使わず、全国どこでも050から始まる11桁の電話番号を利用します。そのため、オフィスを移転したとしても電話番号が変わることがないというのが050番号のメリットです。

6. 自分にはどのサービスがあっているのか

事業で使う電話転送サービスの導入を検討するとき、どのサービスを利用するべきかと迷うことになるでしょう。最適なサービスというのは、個人事業主と法人、オフィスの有無、資金など事業を取り巻く環境次第ですから、ケースバイケースで考えなければいけません。
それを踏まえて選び方のポイントとしては、まず使える電話番号の種類を比較した方が良いです。サービスで使える市外局番の種類は何種類あるのか、050番号のようなIP電話の番号にも対応しているのか、といったことを確認しましょう。ビジネス上で最も役立ちそうな電話番号は何かを考えて、対応できるサービスにした方が良いです。

他に選ぶポイントとなるのは、費用オプションです。費用は、初期費用に加えて月額料金がいくらになるのかを確認して無理なく支払えるサービスを選びましょう。オプションは、FAX用の番号電話秘書などを利用できるのかということです。
注文を受けるのにFAXを利用しているのであればFAX用の番号が必要になりますし、電話応対の手間を省きたいのであればプロのオペレーターに任せた方が楽です。

Published by アントレサロン