個人でネットショップを開業するには!徹底解説!!

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誰でも簡単に商品を販売できるサービスが増えたことで、ネットショップを開業し起業する人も多くなっています。しかし、実際ネットショップを開くためには何をしておかなければならないのか、よく分からないという人もいるでしょう。
今回はネットショップの出店方法や必要な手続き、開業する時の注意点などを詳しく解説します。

1.ネットショップの特徴は?

ネットショップとは、オンライン上で商品の販売を行うお店のことです。インターネットに繋がっていれば、どこからでも商品を販売できるという特徴があります。また、実店舗を持つ必要がないためそれほど開業資金がかからない、世界中の人が顧客になり得るなど多くのメリットがあり、ネットショップを開いて起業する人が増えています。

日本においてネットショップが誕生したのは、1993年頃とされています。その後大手のネットショップが続々とスタートし、急成長を遂げたことで2000年代には多くの人に利用されるようになりました。2010年以降はスマートフォンが普及したこともあり、さらにネットショップの利用者は増加しました。昨今は宿泊業界や飲食業界など、様々な業界でもオンライン化が進みネットショップに踏み出す事業者が増えたため、競争が激化しています。

2.ネットショップを出店する方法

ネットショップを出店する方法は大きく3つあります。

  • モール型のECサイトを利用する
  • 自社でECサイトを立ち上げる
  • 無料のネットショップを利用する

モール型のECサイトを利用する方法

モール型のECサイトは、「Amazon」や「楽天市場」など複数のネットショップが出店しているECサイトのことです。出店料や月額基本料はかかりますが、一般的に大手のECサイトは利用者が多く、集客力が高いというメリットがあります。また、顧客からの信頼も高く商品を売りやすいのが魅力です。

自社でECサイトを立ち上げる方法

自社でECサイトを立ち上げる方法は、初期費用は多少かかる場合がありますが、ランニングコストなどの「費用が安い」というのがメリットです。また、自由度が高いため自分が好きな機能やデザインにこだわって制作することができます。   
しかし、認知されるまでに時間がかかるといったデメリットもあるので注意が必要です。

無料のネットショップを利用する方法

無料のネットショップは、「STORES」や「BASE」などの初期費用や月額料金が無料のサービスを利用した方法になります。販売手数料はかかりますが、商品を出品するだけであれば無料となっているため、リスクなくネットショップを始められます。

基本的な開業までの流れ

まずは、事業計画を立てた上で商品の仕入れ方法を考えます。その後、必要な届け出や販売許可の取得をした上で、モール型のECサイトを利用するなど自分が好きな出店方法を選びます。出店方法が決まったら、決済方法や配送方法といったネットショップのシステムを作り、最後に開業届の提出をするというのが基本的な開業の流れです。

ネットショップを出店する時に必要になる手続き

手続きは、取り扱う商品によって変わります。
食品の販売を行うのであれば食品衛生法に基づく営業許可、酒類の販売を行う場合は通信販売酒類小売業免許の手続きが必要です。取り扱う商品が決まったら、販売する時に必要になる手続きはないか必ず確認しておくようにしましょう。
開業届に関しては、確定申告すれば必ずしも提出する必要はありません。確定申告をすると、それが開業届の代わりになるためです。また、開業届を出さなかった場合でも、特に罰則はありません。
しかし、開業届を提出すると、青色申告で確定申告ができる、屋号で銀行口座を作れるなどのメリットがあるので、必要に応じて提出するようにしましょう。

3.ネットショップを成功させるには?

一つ目は「SEO対策」です。
SEOは、検索エンジンにヒットしやすくするために行う対策のことで、顧客を増やすために欠かせません。ネットショップのページが検索エンジンの上位に表示されるようになれば、多くの人の目に触れやすくなり顧客を掴むチャンスが広がります。
ホームページのタイトルタグやメタディスクリプションを分かりやすくする、多く検索されているキーワードをページ内に入れるなどのSEO対策をしておきましょう。

二つ目は、「初期費用とランニングコスト」と「費用対効果」を見極めることです。
何にどのくらいのコストが必要なのか、そのコストに見合った効果があるのかをしっかりと見極めることです。
無料で出店できるサービスも多くなっているため、お金をかけずにネットショップを開くこともできます。しかし、実際にお店を始めると様々な経費が実はかかります。商品を仕入れる費用、ホームページのサーバーやドメイン代、そして広告宣伝費などです。
また、手元にお金がない状態でネットショップを始めると、時間をかけて作っただけで売り上げに繋がらないため、運営が困難になることもあります。ネットショップを始める時は、どの程度の経費がかかるのか事前に計算し把握しておくようにしましょう。見積書をもらうことも重要です。

4.ネットショップ開業時の注意点は?

ネットショプを開業する時に注意すべきことが、「特定商取引法」に基づく表記に関してです。
特定商取引法ガイドなども確認し、何を記載しなければならないのか把握しておくようにしましょう。また、トラブルを防ぐために、連絡先を明確にしておく、商品は迅速に発送するといったことも必要になります。具体的には以下の内容です。

  • 販売価格
  • 支払方法・支払時期
  • 引き渡し・サービスの提供時期
  • 事業者氏名・名称・住所・電話番号
  • 返品特約・瑕疵担保責任等

まとめ

ネットショップは、誰でも簡単に始めることができます。しかし、闇雲に始めても成功させるのは難しいでしょう。まずは必要な手続きや準備しておくべきことなど、開業までの流れをしっかり把握しておくことが大切です。
また、色々な出店方法があるので、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

Published by アントレサロン