創業と設立の違いは?いまさら聞けないその違い

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取引先の「〇周年記念」というのに目を配り、お祝いに祝電を送ることもあるかと思います。その時に創業」「設立の違いが答えられますか?普段から使っていても、いざ説明するとなるときちんと答えられず、曖昧に認識している方も多いのではないでしょうか?

この機会に聞かれたときにきちんと答えられるように確認しておきましょう!

実例で見る「創業」と「設立」の違い

【2018年(平成30年)に〇周年を迎える大手企業の創業・設立年】

社名

創業

設立

周年

パナソニック株式会社

1918年

1935年

創業100周年

シチズン時計株式会社

1918年

1930年

創業100周年

株式会社大戸屋ホールディングス

1958年

1983年

創業60周年

「創業」と「設立」の違いを理解するために、まずは事例として3社あげてみました。

上記3社は2018年(平成30年)に「創業〇周年」を迎える企業です。

こうして一覧にしてみると、創業と設立に違いがあることが分かりますね。会社によってはずいぶん年数にも開きがあるのが分かります。

これは何かの間違いなのでしょうか?いいえ間違っているのではありません!

なぜこのような事が起こるのでしょうか?それは「創業」「設立」の定義が違うからなのです。

「創業」とは

創業とは、事業を開始した日の事を言います。事業を開始する時は、必ずしも会社を設立する必要はありません。その為、法人を設立する前から事業を始めているという会社もあるのです。

また、初めから法人を設立し、事業を始める会社もあります。その場合は、創業と設立が同じ時期になります。

ここで創業についてもう一つ押さえておきたい言葉の違いがあるので、説明しておきます。非常に紛らわしく、似た意味で「創立」という言葉があります。

「創業」「創立」どちらも「事業を開始した日」という意味では同じですが、以下のような違いがあります。

  • 創業:個人や組織、機関を作って事業を始める。
  • 創立:組織や機関を作って始める。

個人として始めた場合は「創業組織として開始した場合は「創立」ということになるのですが、組織、機関を作って事業を始めるのも創業といって間違いはありません。

つまり、創立は創業でもありますが、創業が創立であるとは限らないということです。

「設立」とは

設立とは会社組織として管轄法務局に登記申請し、法人組織を立ち上げて事業をスタートした時期をさします。その為、設立以前に創業をしている会社があるのです。

会社組織にもいろいろありますが、真っ先に思い浮かぶのが「株式会社」です。日本において最も社会的信用度が高い法人組織と言えるでしょう。その他の主な法人組織で知っておいた方が良いものとして、「合同会社」「一般社団法人」「一般財団法人」「NPO法人」などがあります。

創業、設立と一緒に使われがちな言葉

創業や設立について説明をする際、意味を間違えて一緒に使われがちな言葉がいくつかあります。

起業

「起業」とは、新しく事業を起こすことです。「創業」とも言い換えても間違いではありません。ひも解いて説明すると、起業は「新しく事業を起こすこと」で、創業は「創めること」ということになります。

よく「起業スクール」とか「創業スクール」など、言い方が違うものがあり、弊社でも質問をされる方がよくいらっしゃいますが、概ね意味に違いはないということです。また、起業・創業を行う者を起業家・創業者という言い方をします。

開業

新しく事業を始める時に使われる言葉です。「起業」と似たような意味で使われることが多いです。

新しい事業やお店を始める時に使われるので、創業と時期が違う場合もあります。

独立

会社を辞め、同じ分野で独り立ちすることを「独立する」と言います。上記で説明した開業と組み合わせ、「独立開業」ということが良くありますが、「今の会社を辞め(=独立)、新たらしく事業を始める(=開業)」という意味になります。よく使われる言葉ですが、会社を辞める方全てに当てはまるわけではないので、使い分けましょう。

まとめ

今回、「創業」「設立」の違いや、おなじ場面でよく使われる言葉について説明しましたが、普段、仕事で目にする言葉でも正しく理解していない言葉は意外と多いものです。

「創業〇周年」と「設立〇周年」を間違えて祝電を送ったり、取引先の担当者との会話の中で、誤った説明をしたりすると、恥ずかしい思いだけで済めばまだよいのですが、今後の取引に影響することもあり得ます。

この機会に正しく使い分けられるよう、確認しておきましょう。